主体商圏の設定その2は拡大・縮小を描くこと

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主体商圏の設定その2は拡大・縮小を描くこと

立地について,商圏

2019/06/11 主体商圏の設定その2は拡大・縮小を描くこと

 

まず、前回の復習です。

一般的な主体商圏の設定の仕方についての説明です。
場所は、都市近郊。業種業態は、ファストフードやファミリーレストラン。

商圏の設定方法
ステップ1)
まず、物件を中心に半径2kmの円を描きましょう。
商圏拡大
ステップ2) ・・・補正1
店前(物件前)道路の延長が、半径2kmの円と交差したら、そこから、さらに、半径1kmの円を描きましょう。これは、両側へ延長します。
前回言い忘れましたが、この延長は、市街地でしたら、500mが妥当です。
さらに、大事な補正が2つほどあります、それが今回のテーマ。
では、さっそくいきましょう。

ステップ3)・・・補正2
これは、商圏を削る作業です。
いわゆる「分断補正」と言われるものです。

例えば、川幅(堤防間の距離)が200m以上あるような大河川が横切っていれば、商圏はそこまでです。ただし、この川との距離が問題です。
この川が、物件(店舗)から1km以内にある場合、それほどの分断にならないことが知られています。しかし、それを超えると急に、お客さんは来なくなる。つまり、分断してしまうのです。

急傾斜の丘(山)が連なっている場合でも、同様の分断がおきることが確かめられております。

さて、よく言われる鉄道線路や、道幅の広い道路はどうでしょうか?
これらは、最近の研究では、ほとんど分断要素にならないことがわかりました。

たとえば、鉄道線路ですが、これが分断要素となるのは、地上を走っていて長い踏切待ちをするような場合ですが、こういう状況をあまり見なくなりました。
踏み切りでひじょうな混雑・渋滞を引き起こすような場所は、たいてい高架化していたり、地中化しています。ですから、分断がなかなかおきない。

 

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