動線の質・・・ 時間の余裕、金銭的な余裕があるか

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動線の質・・・ 時間の余裕、金銭的な余裕があるか

立地について

2019/05/28 動線の質・・・ 時間の余裕、金銭的な余裕があるか

 

 

交通発生源TGとTGの間には、必ず動線が生まれます。
また、人々が密集した地域・場所=PCとTGの間にも動線ができます。

動線とは、人々の「行動線」です。
ですから、いわゆる通行量、交通量とけっして無関係ではありません。
人々が多く同じ場所・経路を通れば通るほど、通行量は増えます。

しかし、決して間違えてはいけません。
それは、「通行量(交通量)が多いほど、『良い動線』だ」と思うことです。

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通行量の多い、少ないことと、その動線が「商売にとって都合が良い、悪い」こととはまったく別のことです。

たとえば、このことは、オフィス街を観察すれば明確にわかることです。
オフィス街では、朝の通勤時と、昼の昼食時、夕方の退社時間帯に、沢山の人々が同じ動線上を動きます。ですから、通行量(交通量)は全体的にひじょうに多くなります。

しかし、だからといって、この動線が商売に向いているかというと、まったく違います。
人々は、みな急いでいます。走っている人もいます。
人々は、そこ(店前)を通るとき、店に寄る心理的余裕を持ち合わせていません。
仮に、入店しても、商品を選んだり、包装をゆっくり待っている余裕もありません。
ですから、そうした人が、何千人、何万人通行しようと、商売に適しているとは言えないのです。

一方で、オフィス街に対して、繁華街や公園、レジャー施設周辺はどうでしょう。
行動する人々には、心の余裕があります。
時間の余裕、金銭的な余裕があります。
つまり、「買ってくれる人、店に寄ってくれやすい人」なのです。

このように、単に動線と言っても、商売に向いている動線とそうでない動線があるのです。
前者なら「動線の質が良い」、後者なら「動線の質が悪い」といいます。

できれば、見かけの人々の行動数(通行量・交通量)に惑わされることなく、少ない通行量でも、動線の質が良い立地を選ぶようにしましょう。

 

 

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