立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター

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立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター

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2019/05/16 立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター

立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター
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イメージ図です

●立地コラム(1)手ぶらで現場を見に行く 1
●立地コラム(2)手ぶらで現場を見に行く 2
●立地コラム(3)手ぶらで現場を見に行く 3
●立地コラム(4)店は立地よりも、商圏だ
●立地コラム(5)セットバックした店は、長続きしない。だから工夫を。
●立地コラム(6)結局、物件というものは、どこかの撤退物件。
●立地コラム(7)物件探しで、重要なのは、利用者つまり住む者の利便性
●立地コラム(8)赤字の店1店舗出すことは、もう1店舗も犠牲になること
●立地コラム(9)人は、住んでいる場所によって他の人と似たような行動をする。
●立地コラム(10)看板を増やせば売上げも増えるか?
●立地コラム(11)マーケットの大きさを知る
●立地コラム(12)マーケット規模とは、『人口』のことではない
●立地コラム(13)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター
●立地コラム(14)商業統計を「人口」に変換する 立地コラム(15)看板増やして売上げが増えるかは、業種業態による
●立地コラム(16)マーケットの大きさを知る
●立地コラム(17)マーケット規模とは、「人口」のことではない 
●立地コラム(18)商業統計は「繁盛度合い」のバロメーター

 

マーケット規模とは、「(市場の)取引き」の規模であり、小売業店舗数、小売業店舗従業員数、小売業店舗年間販売額、小売業店舗面積、小売業店舗来客用駐車場数などで表されるものである、と前号で書いた。
そして、これらの数値は、3年ないし2年に一度、国が調査をする。
この調査で出来上がるものが、「商業統計」である。
国が行う調査には、主だったもので、国勢調査、事業所統計調査、工業統計調査、住宅統計調査、家計調査がある。そして、どれも大事な調査である。
が、中でも一番、立地関連で重要なものは、何と言ってもこの「商業統計」である。
重視するには、わけがある。

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マーケット規模が、実際に行われた商業活動の結果としてわかることである。
その点「人口」や「世帯数」、あるいは「事業所数」などは、そこで商業活動を行う可能性の大きさを示しているに過ぎない。
どれだけ人口が多くても、通勤・通学はたまた買い物で流出してしまえば、そこでの店の繁盛に貢献することはない。
反対に、たとえ人口がほとんどなくても、あるいは事業所が少なくても、そこが、流入してくる場所であるなら、繁盛への切符を手にしたのも同然である。
つまり、商業統計でわかってくることは、そこでの“繁盛度合い”である。
多くの小売店が繁盛しているなら、そこでの年間販売額は高まり、店数も多くなり、1店当りの販売額も高まる。
ところで、「そうは言っても、うちは飲食店だから関係ない」と思う人はいないだろうか?
残念ながら、飲食店を対象とした調査は1992年を最後に行わなくなってしまった(注1)。だから、「どこの地域で、飲食業が栄えているか」は厳密にはわからない。
しかし、その多くは強い関連がある。小売業が繁盛していれば、飲食業もサービス業も繁盛している(注2)。
それは、そうだ。小売業が繁盛しているということは、そこに流入する人たちの財布の紐は「ゆるい」こと示している。「ゆるい」財布の人たちがいれば、飲食店にも行こう。サービス業も成り立ちやすい。このことは、駅前だろうと、郊外であろうと成立する。そこで、立地理論ソルビクスでは、「購買人口」という概念が登場することになった(以下次号)。

(注1)余談になるが、どうして、飲食店の統計調査がなくなってしまったのだろう?(それは、飲食店それぞれ規模が小さいことに関連している)。
(注2)実は、例外はあることはあった。たとえば、東京の「青山」や「赤坂」だ。ここは、飲食業販売額が小売業とほぼ同等かそれ以上であった(通常は10分の1程度)。これは大規模小売店がほとんどないにもかかわらず、いわゆる料亭などがきわめて多い特殊な地域であることに起因している。

 

 

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