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セブンとマクドナルドの出店立地に酷似あり、西日暮里店・新宿歌舞伎町1丁目店
●セブンの立地は良い立地か ●立地が良いことの原則はTGへ向かう主動線にあることです ●セブンの商圏・動線・競合店 ●駅の近くの立地で出店する・ベスト中のベスト ●駅近くのセブンの立地 神谷町駅前店・市ヶ谷九段店 ●セブン、店の立地と看板が勉強になる。文京小石川1丁目店 ●TGに付けるセブンの立地、文京音羽1丁目店 ●セブンとマクドナルドの出店立地に酷似あり、西日暮里店・新宿歌舞伎町1丁目店
⑨西日暮里店 こうしてセブンの立地は、「人に合わせた立地」を選択するようになり、ファストフードの立地にきわめて酷似してきた。 これを象徴的に表しているのは、この西日暮里のセブンである。セブンとマクドナルドは隣同士で出店している。 マクドナルドは、駅・TGに付けた出店配置を一通り終えた。そして、都心では大型交差点という次なるTGにつける戦略を始めた。セブンはその逆で住宅地の中から駅や繁華街へ向けてシフトし始めた。そして、現在、セブンとマクドナルドはほぼ同じ立地選定になってきたのだ。 JR西日暮里駅の乗降数は215千人。地下鉄との乗換駅であるとはいえ、これだけの乗降数があって今までマクドナルドが出店していなかったのは単純な理由である。 相応の物件が出なかったためである。セブンとマクドナルド、そしてドトールコーヒーが出店したこの場所こそ、ベストの立地であることは十年以上前から分かっていたことだ。 そこには、都市銀行が鎮座ましましていた。だから、ここは取得絶対不可能と思われていたのだ。今や隔世の感がある。 しかし、金融界の激変があったからこうした物件も取得可能になった、と考えるのは誤りである。こうした一等立地に甘えた経営をやっていたから金融界は激変せざるを得なくなったと考え、戒めとしなければならない。 よく立地が良ければ何とかなると公言する経営者がいるがこれはとんでもない勘違いである。立地が良くて繁盛するのは優れた経営を行い、人々の誰もが認める商品を提供している場合だけである。
⑩新宿歌舞伎町1丁目店 特に、経営力、商品力が試されるのは新宿のような超広域マーケットである。 なぜなら、こうした地域は誰もが儲かって当然と考えるから、家賃条件はべらぼうに高い。月額坪当たり10万円は安い方で、15万、20万と値は釣り上がる。 セブンは、満を持してこうした地域に出店した。果たしてその真価がこれから試される。 地図では、周囲200mの昼間における主な回遊動線を示している。見れば分かるように、店舗の後背にはあまり回遊動線がない。すなわち、昼間は店前を通る人々が主な来店客になる。 これが午後6時を過ぎると、店舗後背にも回遊動線が次々と形成される。いわゆる風俗店や飲食店に訪れる層である。そして、明け方近くまで、この状態が続く。 月商で5000万円売上げることがここの立地での最低条件である。これがクリアーできず撤退したファストフードや小売店は多い。
総括 さて、今まで見てきた10店舗だけで、セブンの新立地戦略を確定するのは難しい。 そこで、想像を逞しくして、仮説を試みる。 第一は、冒頭に書いた通り、原理・原則に基づく出店立地の選定である。それは、「TGの設定と主動線の確保」と言いかえることができる。今までファストフードが探して来た立地への進出である。 第二は、都心部での生活幹線道路への出店である。これは、既述した通り、深夜通過車ドライバーを意識しての出店である。TGとなるものが無くても、道路の前後1km内に強い競合が無ければ積極的に出店する戦略である。 第三は、超広域マーケットへの出店である。今後、新宿、渋谷、池袋、銀座、上野等の目抜き通りに堂々と出店していく戦略である。 もちろんこうした戦略がそう安々と実現できるわけがない。しかし、今まで見てきた例が示すように、実査に基づく確度の高い商圏分析とリクルターの情報力、交渉力が以前にも増して充実しているようだ。 セブンにして不可能とは思えない。 他のコンビニにおいても、今までの立地に固執するばかりでうかうかしているとセブンの一人勝ちを許してしまうことになる。このことを肝に銘じて欲しい。
セブンは2010年までに東京を完全網羅していた。
統計てきめん2プレミアのダウロードサイト 統計てきめん2プレミアの紹介動画5分 YouTube 統計てきめんの活用講座 1.統計てきめんの基本操作 2.統計てきめんの統計項目の変更方法 3.統計てきめんの多角形商圏での集計 4.統計てきめんの色分け分布表示の設定 5.統計てきめんのグリッド表示の変更方法 統計てきめんの時間圏作成シミュレーション
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●セブンの立地は良い立地か
●立地が良いことの原則はTGへ向かう主動線にあることです
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●駅の近くの立地で出店する・ベスト中のベスト
●駅近くのセブンの立地 神谷町駅前店・市ヶ谷九段店
●セブン、店の立地と看板が勉強になる。文京小石川1丁目店
●TGに付けるセブンの立地、文京音羽1丁目店
●セブンとマクドナルドの出店立地に酷似あり、西日暮里店・新宿歌舞伎町1丁目店
⑨西日暮里店
こうしてセブンの立地は、「人に合わせた立地」を選択するようになり、ファストフードの立地にきわめて酷似してきた。
これを象徴的に表しているのは、この西日暮里のセブンである。セブンとマクドナルドは隣同士で出店している。
マクドナルドは、駅・TGに付けた出店配置を一通り終えた。そして、都心では大型交差点という次なるTGにつける戦略を始めた。セブンはその逆で住宅地の中から駅や繁華街へ向けてシフトし始めた。そして、現在、セブンとマクドナルドはほぼ同じ立地選定になってきたのだ。
JR西日暮里駅の乗降数は215千人。地下鉄との乗換駅であるとはいえ、これだけの乗降数があって今までマクドナルドが出店していなかったのは単純な理由である。
相応の物件が出なかったためである。セブンとマクドナルド、そしてドトールコーヒーが出店したこの場所こそ、ベストの立地であることは十年以上前から分かっていたことだ。
そこには、都市銀行が鎮座ましましていた。だから、ここは取得絶対不可能と思われていたのだ。今や隔世の感がある。
しかし、金融界の激変があったからこうした物件も取得可能になった、と考えるのは誤りである。こうした一等立地に甘えた経営をやっていたから金融界は激変せざるを得なくなったと考え、戒めとしなければならない。
よく立地が良ければ何とかなると公言する経営者がいるがこれはとんでもない勘違いである。立地が良くて繁盛するのは優れた経営を行い、人々の誰もが認める商品を提供している場合だけである。
⑩新宿歌舞伎町1丁目店
特に、経営力、商品力が試されるのは新宿のような超広域マーケットである。
なぜなら、こうした地域は誰もが儲かって当然と考えるから、家賃条件はべらぼうに高い。月額坪当たり10万円は安い方で、15万、20万と値は釣り上がる。
セブンは、満を持してこうした地域に出店した。果たしてその真価がこれから試される。
地図では、周囲200mの昼間における主な回遊動線を示している。見れば分かるように、店舗の後背にはあまり回遊動線がない。すなわち、昼間は店前を通る人々が主な来店客になる。
これが午後6時を過ぎると、店舗後背にも回遊動線が次々と形成される。いわゆる風俗店や飲食店に訪れる層である。そして、明け方近くまで、この状態が続く。
月商で5000万円売上げることがここの立地での最低条件である。これがクリアーできず撤退したファストフードや小売店は多い。
総括
さて、今まで見てきた10店舗だけで、セブンの新立地戦略を確定するのは難しい。
そこで、想像を逞しくして、仮説を試みる。
第一は、冒頭に書いた通り、原理・原則に基づく出店立地の選定である。それは、「TGの設定と主動線の確保」と言いかえることができる。今までファストフードが探して来た立地への進出である。
第二は、都心部での生活幹線道路への出店である。これは、既述した通り、深夜通過車ドライバーを意識しての出店である。TGとなるものが無くても、道路の前後1km内に強い競合が無ければ積極的に出店する戦略である。
第三は、超広域マーケットへの出店である。今後、新宿、渋谷、池袋、銀座、上野等の目抜き通りに堂々と出店していく戦略である。
もちろんこうした戦略がそう安々と実現できるわけがない。しかし、今まで見てきた例が示すように、実査に基づく確度の高い商圏分析とリクルターの情報力、交渉力が以前にも増して充実しているようだ。
セブンにして不可能とは思えない。
他のコンビニにおいても、今までの立地に固執するばかりでうかうかしているとセブンの一人勝ちを許してしまうことになる。このことを肝に銘じて欲しい。
セブンは2010年までに東京を完全網羅していた。
統計てきめん2プレミアのダウロードサイト
統計てきめん2プレミアの紹介動画5分
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1.統計てきめんの基本操作
2.統計てきめんの統計項目の変更方法
3.統計てきめんの多角形商圏での集計
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5.統計てきめんのグリッド表示の変更方法
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林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
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