「交通量神話」に惑わされることなかれ

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「交通量神話」に惑わされることなかれ

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2019/03/02 「交通量神話」に惑わされることなかれ

 

ただ残念なことに、この調査でも結果を活かすために分析できる人は少ないようです。だから、役に立つなんてことを聞かないのかもしれませんね。
では、企業が調査する場合はどうでしょう。その多くは、新店調査、つまり、新店を出すための立地調査の一環として行われています。
早い話が、「通行量が1日1万人以上あれば良好な立地」というような基準を設けて、その基準を満たしているかどうかを調査しているのです。
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中には、通行量の内〇%(例えば3%など)がお客になるという仮説を立て、新店の売上予測を計算しているところもありますが、これはたいてい当たりません(交通量が分かれば売り上げが分かるという考えを筆者は「交通量神話」と呼んでいます)。
すると、交通量調査は何の役にも立たないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
役に立たないのは分析できていないからに過ぎません。
通行量は”休平比”を見る
例えば、インターネットで公開されているさいたま市が行った通行量調査の結果があります(さいたま市主要駅周辺地区歩行者通行量調査報告書)。これで見ていきましょう。
これは平成22年の10月に行ったもので、大宮駅・浦和駅・岩槻駅周辺の主な歩行者道路で調査しています。平日と休日の2日間で、時間は午前10時から午後9時までの11時間。全部で80地点です。アルバイトを雇って1方向に付き日当1万円を支払っていれば少なくとも80×2方向×2日×1万円=320で320万円もかけて行った調査です。
ところが残念なことに、この報告書には○○の通行量が一番多いとか、前年に対して増えているとか、減っているということしか書かれていません。要するに何が分かったのかサッパリわかりません。

 

 

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●通行量の調査はどうやって?(前半-1)
●通行量 の調査はどうやって?(後半-1)
●通行量の調査はどうやって?(前半-2)
●通行量の調査はどうやって?(後半-2)
●交通量は売上にあまり関係ない
●売上予測をエクセルで極める その178 交通量

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