人々の生の姿を知ることは、大事な商圏調査です

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人々の生の姿を知ることは、大事な商圏調査です

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2019/02/24 人々の生の姿を知ることは、大事な商圏調査です

 

そうして、どんな人がどんな店を利用し、どういうところを満足し、どういう点に不満を持っているのかを知りましょう。
そうやって、人々の生の姿を知ることは、大事な商圏調査です。
商圏調査で見て回る範囲は、徒歩で来店する人が多そうなら少なくとも半径300m~1kmはまんべんなく歩いて見ておきましょう。車が主体なら2~3kmを車や自転車で行います。

(3).第三者のアドバイスを受ける。
やはり、業態やサービスによほどの自信がない限りは、立地を慎重に判断しなければいけません。自分だけで安易に決めてしまうことはやめましょう。
自分が住むための部屋探しをするのなら、あなただけの判断で決めて良いのです。しかし、お店はお客様あってこその商売です。「周辺の人々」にとって良い立地であるかどうかがポイントです。
まずは、あなたの知り合いでも良いから、その立地について意見をもらうことです。あなたと違って当事者でないから、客観的な意見を言ってくれるでしょう。
「ちょっと入り口が狭い」とか、「地下は止めたほうが良い」とか、気になることを言ってくれるでしょう。
(そんなことはわかっている)と思ってしまってはいけません。あなたは誰もが思うことを軽視しているかもしれないからです。
とりわけ、あなたが気に入った物件が出てきた時こそ、第三者の意見、アドバイスはとても重要です。なるべく多くの人に聞いてください。友人、知人は言うに及ばず、親、兄弟、親戚にも意見を聞きましょう。
注意していただきたいのは、フランチャイズ加盟のような場合はその本部の人達がいうことを真に受けないことです。「歩行者が多いですから」、「店は見えなくても人口が多いですから」と聞いただけでは、「正論」のようなことをたくさん言うでしょう。これらは皆、営業トークだと思って聞き流して下さい。
もう一つ、その物件を紹介してくれた業者さんの意見も聞き流す必要があります。もちろん物件について厳しいことを言ってくれるなら別ですが、なかなかそういう公平な立場は取りにくいものです。
最終的に、契約するかどうかは、あなた自身の判断です。
だから、あなたが客観的な目で立地を見なければいけません。
「たくさんの人にとって、この物件の立地が望まれている」ならば良い立地です。
この判断ができるようになるためにも、一つ付け加えるなら、「立地の専門家」にも見てもらうことです。大手チェーン店などで店舗開発業務や調査業務を行ったことがある人達のことです。
あなたの友達のつてをたどっても良いですし、筆者にアクセスしてくれてもけっこうです。
以上の3つ、起業の時は思い出して下さい。

 

*契約前に物件建物の中を見ることを「内見」と言います。内見では、内外装の状態をチェックすることはもちろんのこと、電気(電灯・動力)、ガス、上下水道(給排水・配管)、換気、冷暖房などのインフラ設備、天井裏、天井・壁・床素材やビル屋上設備、地下設備や耐震性やビル構造、防音、防犯など専門家しかわからないようなことまで、よくよく精密に調査しておかなければなりません。

今回の資料

図1 弊社の商圏データ集計ソフト「統計てきめん」で収集した統計グラフ

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図2 「実践・売上予測と立地判定」(商業界刊:林原安徳)p52

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図3 筆者が最近、実際に商圏調査で用いた地図に描かれた走行の跡

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