売上予測報告書の試算値を改ざんする愚か

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売上予測報告書の試算値を改ざんする愚か

売上予測,店舗開発

2019/02/12 売上予測報告書の試算値を改ざんする愚か

 

もしかしたら、そうやって、出店が決まった後で聞いてくるような方々は、「立地なんてあまり重要なことではない」と、そう考えている(考えていた)のかもしれません。
いずれにせよ、 せっかく第三者に意見を聞くのであれば決める前に聞けばよいのに、としみじみ思います。

ましてや、売上予測を依頼された時は、しっかりと数字でその立地の悪さが出てしまうわけです。
弊社が「500万円」と予測しても、 「500万円じゃダメなんです!なんとか700万円売れることにできませんか」と、店舗開発の担当者に言われることすら、あります。
冗談のようですが、これは本当にあった話です。

何も私たちは、意地悪で、 低い数字を出しているわけではありません。
その業態の既存店との比較や、これまでの他のケースとの比較、そうしたものから客観的に導き出された試算を、お伝えしているに過ぎません。
報告書の数字そのものを書き直すことはできますが、 じゃあ、それを「700万円」にしたとしても、実際に700万円売れなければ、意味が無いわけです。

それどころか、担当者にそうお願いされて、報告書の試算値を改ざんしてしまっては、その企業の経営者たちを騙す行為です。
決して、 そんなことはしてはならないと考えております。

しかし、ここで申し上げたいのは・・・・
そうしたおかしなことを平気で仰る方が、ここ数年でどんどん増えている、ということなのです。

このことと、無関係ではないであろうお話で、 もうひとつ、こんなお話があります。昨今、長らくデフレ経済が続いたためか、多くの企業では、店舗経営に関する優先順位第1位は、「省コスト」ということになっています。
削減すべきは、人件費、仕入れ、家賃。
この3つであるというわけです。

 

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