1店の時より2店のほうが人々をより強く惹きつける

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1店の時より2店のほうが人々をより強く惹きつける

売上予測,商圏

2019/01/26 1店の時より2店のほうが人々をより強く惹きつける

 

仮に同業店がほぼ同じような料理、サービスを、同じような仕組み(ファストフード式、レストラン式、立ち飲み式など)で提供しているとしても、自店を利用しているお客様の半分が同業店に持って行かれるとは限りません。
むしろ、同じような店が増えることによって、2店の周囲に人々がより多く集まってくれるようになります。あるいは、その周囲に来る頻度が高まることが知られています。これを、「市場拡大」と言います。1店の時より2店のほうが人々をより強く惹きつけるということです。

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どのくらいかというと、今のところ「1・4」倍になるとされています。
だからと言って、喜んでばかりはいられません。店の周囲に集まった人は、自店と同業店を見比べて、どちらかを選ぶに違いないからです。
もし、2店の「競争力」は同じならば、すなわち、1:1ならば、お客様は半々になるでしょう。しかし、自店が0・8で、同業店が1・2ということもあり得ます。
この場合、売上はどう変化するでしょう。
次の式で求められます。
競合後の売上=元の売上÷2(店)×1・4(市場拡大)×0・8(競争力)
=元の売上×0.56
つまり、元の売上の56%と、半分近くになってしまうのです。
これでは、採算割れになりかねません。
せっかく、市場拡大しても、台無しです。ですから、店長の皆さんは、仮に隣に同業店がオープンしても、そのような目に遭うことがないよう、日頃から、自店の競争力を高めておかなければなりません。
自社競合、あるいは、同ブランド競合はある程度、本部・本社の方針でコントロールできますが、同業他社はそういうわけにはいきません。いつ何時、同業店が現れるかわからないからです。
それに、競争力は一朝一夕で高まるものではありません。日々の積み重ねが重要です。

 

 

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