自社競合、自ブランド競合は怖い

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自社競合、自ブランド競合は怖い

店舗営業,売上予測

2019/01/23 自社競合、自ブランド競合は怖い

売上予測をエクセルで極める その107 自社競合

自社店舗がもう一つできたならチャンス
自社店舗は最大の競合、でも互いの長所を活かす方策がある

さて、あなたの店舗にとって最大のライバル、競合はどのお店ですか?
と、聞かれれば、いつも必死に運営を頑張っているあなたは、即座に2つ、3つの店舗を挙げることができるのではないですか?
このライバルに、自店と同じ会社、ブランドの店を挙げた人はいますか?
そうです。自社、または自ブランドの店は、確かに最大のライバルだと言えるでしょう。

同じ商品を同じサービス形態で売る同じ名前(看板)の店ならば、人々が「どっちも同じだ」と考えても不思議ではありませんし、多くの場合、人々は2者択一で店を選びますから、自店舗の客数は激減し、売上は大ダメージを受けるのは当然でしょう。
それを恐れ、たいていのフランチャイズ契約書には、「既存店から○○メートル(○○キロメートル)以内に、新店を出してはならない」というような文言が入っていることがあります。
また、「うちのフランチャイジーのオーナー様は、その周辺に新店を出そうとするたびに、『そんな近いところに店を出されたら困る』と言うのでなかなか新店を出せない」とこぼすFC本部の方が多いのも事実です。
それほど、自社競合、自ブランド競合は怖いとされています。

しかし、そうやって怖がってばかりいてはいけません。
実は、うまくコントロールさえすれば、新たな自社店舗、自ブランド店舗の出現は、自店舗にとっても大いなチャンスをもたらすことがあるのです。

例えば、ある有名なラーメンチェーン店が、既存店から450mのところに新店を出したことがあります(図1)。

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なぜこのようなことをしたかというと、既存店の受入れ体制が限界を超えたからです。駐車場も足りない、客席も足りない。では、どうしようか。せっかく来店してくれているお客様を待たすに忍びないと、経営者は判断し、近くに物件を探し新店を出しました。
しかし、その立地はお世辞にも良いとは言えません。幹線道路から、住宅地のある路地に200mほど引っ込んだ丘の上です。もちろん、車が頻繁に走行しているような道ではありません。その住宅地に何かの用事でもない限り誰も気づかないでしょう。唯一の利点は、客席と駐車はふんだんに設置できたということです。

 

 

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