直観に頼った売上予測は たいへんなリスク

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直観に頼った売上予測は たいへんなリスク

売上予測

2018/12/21 直観に頼った売上予測は たいへんなリスク

残念ながら、私の知る限り、絶対的に多くの個人、チェーン企業がこの直観に頼った売上予測をしているようです。
もちろん、そういう人達にも言い分はあると思います。
その代表例は、「未来のことは誰にもわからない」、「未来のことがわかるのは神様だけだ」という言い分です。これを持ち出されたら、ある意味おしまいかもしれません。
でも、私達は未来のことの全てがわからないわけではありませんし、大なり小なり、未来は、過去と現在の延長にあると思っていることで安心して暮らしていけますね。
売上予測も、確かに、未来予測ですから、本当のところ、誰にとっても未知であり、誰にとっても不明とすることが本当は正しい姿勢なのかもしれません。
ですが、その未来を少しでも確実なものにしたいと思うからこそ、きちんした売上予測が出来た方が出来ないよりもはるかに良いことだと思いませんか?

別の視点で話しましょう。
あなたは店舗探しを始めるとすぐに、ある物件の賃料や保証金など借りるためにかかる費用を知ることになります。例えば、40坪の物件で、月額賃料は80万円というように物件とセットなってその賃料がわかります。そうすると、物件の広さや形などから、内装、外装にかける費用もわかる。加えて、店舗経験の豊富な人なら、それ以外の消耗品や人件費といったさまざまな費用についても算出できるでしょう。
その結果、たとえば、月商800万円売れれば、利益が出る、というようなことまで導き出してしまうのは簡単でしょう。

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問題は、「売上予測として、月商800万円売れるか」を知ることであることは言うまでもありません。しかし、人は時々間違える。物件が良く見えてくることもある。いつのまにか、確かな根拠もないのに「月商800万円はいくに違いない」と思うようになってしまいます。
こういうのを「期待売上」、または、「必要売上」と呼んで、売上予測とは別物です。
期待売上を予測売上にしてしまうと、ひじょうに危険です。
表のキャプション

表1 立地判定のチェックリスト

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これは、通行人を主なターゲットとする店の立地を判定する際に参考にしていただくものです。総合立地評価を選ぶ枠がありますが、これはYesやNoの数で基準を作られると良いと思います。このチェックリストで売上予測はできません。

 

表2 郊外立地の定石チェック

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これは、郊外で車ドライバーを主なターゲットとする店の立地をチェックするために作られたものです。このチェックリストで売上予測はできません。

 

表3 売上予測プレ調査表

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物件が、コストをかけて売上予測調査をするだけの価値があるかどうかをチェックする調査表です。ここでは、暫定基準として、Yesの数が半数以上あれば、売上予測調査をすることになっています。

 

 

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