催事場や商業施設内で成功すれば、路面店はだいじょうぶか

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2018/12/02 催事場や商業施設内で成功すれば、路面店はだいじょうぶか

売上予測をエクセルで極める その22 路面店

催事場や商業施設内で成功すれば、路面店はだいじょうぶか

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業態によっては、大きなショッピングセンターや量販店内で行うさまざまな催事に合わせて、出店(でみせ)をやる場合があります。

あのマクドナルドでも、一昔前は、ジュースドリンク缶と冷蔵ホッパーを持って行き催事に積極的に参加していました。もちろん、当時はハンバーガーなどの本格的メニューはできませんでしたが、それでも、催事場に来客する人を当て込んでの売上げはけっこう当たったものでした。

もし、あなたの店の商品の中で、手間があまりかからず、主催者にも喜ばれ、品質維持が十分可能なものがあるなら、積極的に参加すべきです。たとえば、ドーナツやチキン、ピザなどです。

ところで、飲食を扱う店で、ショッピングセンター内のフードコートやデパートや量販店の食品部門スペース(SCなど)に積極的に出店しているところがあります。和・洋・中華の飲食店、惣菜店、揚げ物店、ジューススタンド、たこ焼き店、鯛焼き店などですね。

中には、こうした場所ばかりでなく、ふつうの路面にも出店しようとする場合があります。当然、提供する商品の品質、サービス力、価格などに自信がある店、企業です。

 

 

 

SCなどにばかり出店していると、やがて出店数に限りが出てきたり、客層に限りがあり十分な力を発揮できていないで、販売チャンスを逸しているのではないかという不安がよぎって来るからかもしれません。
SCなどより、駅前や住宅地のような、より「お客様に近いところ」に出店すれば、もっとお客に喜ばれ、売上も上がるのではないか、と思い始めるんですね。
ではこうした店、企業が、路面店を出して大繁盛しているか、といえば、あまりそうした話は聞かない。むしろ、失敗して店数を減らしているケースのほうが圧倒的に多いようです。
それはなぜでしょうか。
簡単な話しです。SCなどに出店することと、路面店を出すということとは「立地」についての考え方が根本的に異なるからなのです。

まず、第一にマーケットの質が違います。SCなどでは、多くのお客様は、「何かを買う・何かのサービスを受ける」ために来ています。つまり、財布の紐はゆるいのです。それに対して、路面店では、必ずしもお金を使おうとしている人ばかりが歩いているわけではありません。これは、自動車道でも同じです。
財布の紐がゆるんだ人に販売するのと、そうでない人に販売するのでは自ずから売り易さは変わってきます。
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