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立地分析を神奈川で 比較法-1
前回は「比較法」での売上予測、そのStep3までを説明しました。後編は残りStep4から7までを説明します。
—立地分析を神奈川で——立地分析を神奈川で—
Step4.それぞれの立地要因に、ウェイトを与える。
ウェイトは、「係数」または「重み」のことで、文字通り、それぞれの立地要因の重みを表します。
この値は、最初はすべて「1」にします。そして、それぞれの立地要因の数値の大きさに応じて、数値が大きければ、小さめの値に、その数値が小さければ大きめの値にしておくことがコツです。
たとえば、図1で、マーケットの中で「小売業年間販売額」は、数値が133~615といずれも3ケタと大きいので、ウェイトは「1」ですが、「商圏の質」では、1~3の値なので、ウェイトは10にしてあります。他の立地要因でも1ケタの数値に対してはウェイトが10にしています。
Step5.既存店の店舗別に、立地得点を付ける。
この立地得点は、店舗別に計算します。これは、それぞれの店の立地要因とウェイトを掛け合わせ、その合計を出すことです。たとえば、図2では、A店の立地得点は1059になっていますが、これは、A店の「商圏人口(百人)」80にウェイトの1を掛けて算出した数字に、「小売業年間販売額」615にそのウェイト1を掛けて加える。これに、さらに「商圏の質」3にウェイトの10を加える。これを、同様に続けることで、立地得点を求めます。
この表では、他にはB店700、C店532、D店383 というように求められています。
さて、手計算でやるとたいへんな計算でも、表計算シートを用いるとたいへん簡単になります。エクセルで行う場合は、SUMPRODUCT関数を使います。即ち、立地得点を算出するセルに=SUMPRODUCT(A店の列範囲、ウェイトの列範囲)を記入します。この時、ウェイトの列範囲の列は$で固定しておきましょう(その理由は、エクセルのマニュアルを参照してください)。
Step6.立地得点と売上との関係式(係数)を求める。
比較表で、高い精度の関係式を作るには、コツが要ります。それは、適正なウェイト値を使うことです。
では、どうやってそうしたウェイト値を求めたら良いでしょう。
これには、立地得点と売上との「相関係数」を求めることでできます。
図3にあるように、これにはCORREL関数を用いてください。この関数を使うと、-1から1までの値が算出されます。1に近いほど、立地得点と売上がひじょうに相関していることを示します。ここでは、その相関係数は0.948ですが、ウェイト値を変化させることでこの値は変わります。
つまり、相関係数が高くなるように、ウェイト値を変化させてみるのです。そして、これ以上、大きくならないところで止めます。
ウェイト値が決まったら、立地得点と売上との関係式を求めます。
関係式は、売上=A×立地得点+B という形式になります。この式のAとBを求めます。
求め方は、図4の通りです。AはSLOPE関数、BはINTERCEPT関数を用います。注意点は、売上の行と立地得点の行を入れ間違えないことです。
図4では、A=2.836、B=380.1 と算出されました。
23/06/12
22/05/20
21/12/30
21/08/04
21/08/03
21/08/01
21/07/31
21/07/10
21/07/09
21/07/08
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前回は「比較法」での売上予測、そのStep3までを説明しました。後編は残りStep4から7までを説明します。
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Step4.それぞれの立地要因に、ウェイトを与える。
ウェイトは、「係数」または「重み」のことで、文字通り、それぞれの立地要因の重みを表します。
この値は、最初はすべて「1」にします。そして、それぞれの立地要因の数値の大きさに応じて、数値が大きければ、小さめの値に、その数値が小さければ大きめの値にしておくことがコツです。
たとえば、図1で、マーケットの中で「小売業年間販売額」は、数値が133~615といずれも3ケタと大きいので、ウェイトは「1」ですが、「商圏の質」では、1~3の値なので、ウェイトは10にしてあります。他の立地要因でも1ケタの数値に対してはウェイトが10にしています。
—立地分析を神奈川で——立地分析を神奈川で—
Step5.既存店の店舗別に、立地得点を付ける。
この立地得点は、店舗別に計算します。これは、それぞれの店の立地要因とウェイトを掛け合わせ、その合計を出すことです。たとえば、図2では、A店の立地得点は1059になっていますが、これは、A店の「商圏人口(百人)」80にウェイトの1を掛けて算出した数字に、「小売業年間販売額」615にそのウェイト1を掛けて加える。これに、さらに「商圏の質」3にウェイトの10を加える。これを、同様に続けることで、立地得点を求めます。
この表では、他にはB店700、C店532、D店383 というように求められています。
—立地分析を神奈川で——立地分析を神奈川で—
さて、手計算でやるとたいへんな計算でも、表計算シートを用いるとたいへん簡単になります。エクセルで行う場合は、SUMPRODUCT関数を使います。即ち、立地得点を算出するセルに=SUMPRODUCT(A店の列範囲、ウェイトの列範囲)を記入します。この時、ウェイトの列範囲の列は$で固定しておきましょう(その理由は、エクセルのマニュアルを参照してください)。
—立地分析を神奈川で——立地分析を神奈川で—
Step6.立地得点と売上との関係式(係数)を求める。
比較表で、高い精度の関係式を作るには、コツが要ります。それは、適正なウェイト値を使うことです。
では、どうやってそうしたウェイト値を求めたら良いでしょう。
これには、立地得点と売上との「相関係数」を求めることでできます。
—立地分析を神奈川で——立地分析を神奈川で—
図3にあるように、これにはCORREL関数を用いてください。この関数を使うと、-1から1までの値が算出されます。1に近いほど、立地得点と売上がひじょうに相関していることを示します。ここでは、その相関係数は0.948ですが、ウェイト値を変化させることでこの値は変わります。
つまり、相関係数が高くなるように、ウェイト値を変化させてみるのです。そして、これ以上、大きくならないところで止めます。
ウェイト値が決まったら、立地得点と売上との関係式を求めます。
関係式は、売上=A×立地得点+B という形式になります。この式のAとBを求めます。
求め方は、図4の通りです。AはSLOPE関数、BはINTERCEPT関数を用います。注意点は、売上の行と立地得点の行を入れ間違えないことです。
—立地分析を神奈川で——立地分析を神奈川で—
図4では、A=2.836、B=380.1 と算出されました。
私は、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
有)ソルブ(StoreOpeningRiskBusters) 林原安徳
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