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売上予測は埼玉から 範囲限定法-1
これまで、平均予測法、回転率法、キャッチ率法、そして市場シェア率法を話してきました。—売上予測は埼玉から—
それもそれぞれ一長一短がありますが、ひと通り身に着けておくといろいろな機会で役に立ちます。
さて、今回は、「範囲限定法」という方法についてお話ししましょう。
この方法は、どちらかというと経験鍛錬法と呼んだ方が良いかもしれません。というのは、この方法が身につくまでには、売上予測をたくさん経験する必要があるからです。
だからといって、決して、非科学的でもなければ、非論理的で低精度ということはありません。むしろ、実践的で精度も高く、世の中には少ないながらこの方法に長けた人を私はたくさん挙げることができます。弊社の調査スタッフはもとより、弊社がお手伝いしてきた企業や個人の多くはこのやり方ができます。
—売上予測は埼玉から–—売上予測は埼玉から–
範囲限定法の概略
この方法は、名前のごとく、次々に売上予測の範囲を限定していくというものです。
つまり、これ以下の売上はあり得ないだろうという最小の値と、反対にこれ以上の売上はあり得ないだろうという最大の値の二つを設定するところから始めます。そして、立地上、あるいは商圏の規模や質についての良好な点があるたびに、最小の値より少し上げて行きます。同様に、問題となる点があるたびに最大の値から少し下げて行くのです。そして、最終的に、これ以上、上げることはできないという低い方の値と、これ以上、下げることはできないという高い方の値が求まります。この二つが一致すると良いのですが、なかなか一致するものではありません。したがって、売上予測値は、○○~○○円というような範囲形式で算出されます。
範囲限定法のステップ
ステップ1 最小の値と最大の値を決める
このためには、まず、業種業態に応じた標準的な売上を知らなければなりません。例えば、一般の飲食店は、坪(3・3平方メートル)単位面積当たり5万円~30万円/月の売上があるとされています。ですから、20坪の飲食店ならば、最小の値は月商で100万円、最大の値は600万円ということになります。
これが、チェーン店になるとその値は2~3倍高くなるのがふつうです。また、時流に乗った商売、例えば一時期のつけ麺店や立ち呑み屋などは同様に売上げを高く見込むことができました(全盛期のマクドナルドでは坪当たり50万円/月が珍しくありませんでした)。
この業種業態ですが、なるべくその違いがないように絞ります(すでに自身で複数出店しているならば既存店を用います)。例えば、ラーメン店なのか、うどん店なのか、そば店なのか。同じ、そばでも、立ち食いそばなのか、客席があるのか。また、郊外か、街中か、SC内かという分類も必要です。—売上予測は埼玉から–—売上予測は埼玉から–
できれば、内装や外装の違い、あるいは、麺の種類の違い、鍋料理の有無、アルコール提供の有無なども分類していくと良いでしょう。
そうしてから、特定した一つの業種業態についての最小から最大に至る売上データを揃えます。最低限、10店舗以上の実在の店であることが望ましいのです。—売上予測は埼玉から—–売上予測は埼玉から–
ところで、売上はどのように知ることができるでしょうか。少なくともどこにでもあるような情報ではありません。最も信頼がおける方法はオーナーまたは店長と親しくなって教えてもらうことです。
それができなければ、店舗観察を昼または夜のピーク時間帯に行うことです。そうして、客数や客単価をチェックすることです。
売上予測は埼玉から–—売上予測は埼玉から–
ステップ2 最小より良い点を見つける。(以下次号)
23/06/12
22/05/20
21/12/30
21/08/04
21/08/03
21/08/01
21/07/31
21/07/10
21/07/09
21/07/08
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これまで、平均予測法、回転率法、キャッチ率法、そして市場シェア率法を話してきました。—売上予測は埼玉から—
それもそれぞれ一長一短がありますが、ひと通り身に着けておくといろいろな機会で役に立ちます。
さて、今回は、「範囲限定法」という方法についてお話ししましょう。
この方法は、どちらかというと経験鍛錬法と呼んだ方が良いかもしれません。というのは、この方法が身につくまでには、売上予測をたくさん経験する必要があるからです。
だからといって、決して、非科学的でもなければ、非論理的で低精度ということはありません。むしろ、実践的で精度も高く、世の中には少ないながらこの方法に長けた人を私はたくさん挙げることができます。弊社の調査スタッフはもとより、弊社がお手伝いしてきた企業や個人の多くはこのやり方ができます。
—売上予測は埼玉から–—売上予測は埼玉から–
範囲限定法の概略
この方法は、名前のごとく、次々に売上予測の範囲を限定していくというものです。
つまり、これ以下の売上はあり得ないだろうという最小の値と、反対にこれ以上の売上はあり得ないだろうという最大の値の二つを設定するところから始めます。そして、立地上、あるいは商圏の規模や質についての良好な点があるたびに、最小の値より少し上げて行きます。同様に、問題となる点があるたびに最大の値から少し下げて行くのです。そして、最終的に、これ以上、上げることはできないという低い方の値と、これ以上、下げることはできないという高い方の値が求まります。この二つが一致すると良いのですが、なかなか一致するものではありません。したがって、売上予測値は、○○~○○円というような範囲形式で算出されます。
範囲限定法のステップ
ステップ1 最小の値と最大の値を決める
このためには、まず、業種業態に応じた標準的な売上を知らなければなりません。例えば、一般の飲食店は、坪(3・3平方メートル)単位面積当たり5万円~30万円/月の売上があるとされています。ですから、20坪の飲食店ならば、最小の値は月商で100万円、最大の値は600万円ということになります。
これが、チェーン店になるとその値は2~3倍高くなるのがふつうです。また、時流に乗った商売、例えば一時期のつけ麺店や立ち呑み屋などは同様に売上げを高く見込むことができました(全盛期のマクドナルドでは坪当たり50万円/月が珍しくありませんでした)。
この業種業態ですが、なるべくその違いがないように絞ります(すでに自身で複数出店しているならば既存店を用います)。例えば、ラーメン店なのか、うどん店なのか、そば店なのか。同じ、そばでも、立ち食いそばなのか、客席があるのか。また、郊外か、街中か、SC内かという分類も必要です。—売上予測は埼玉から–—売上予測は埼玉から–
できれば、内装や外装の違い、あるいは、麺の種類の違い、鍋料理の有無、アルコール提供の有無なども分類していくと良いでしょう。
そうしてから、特定した一つの業種業態についての最小から最大に至る売上データを揃えます。最低限、10店舗以上の実在の店であることが望ましいのです。—売上予測は埼玉から—–売上予測は埼玉から–
ところで、売上はどのように知ることができるでしょうか。少なくともどこにでもあるような情報ではありません。最も信頼がおける方法はオーナーまたは店長と親しくなって教えてもらうことです。
それができなければ、店舗観察を昼または夜のピーク時間帯に行うことです。そうして、客数や客単価をチェックすることです。
売上予測は埼玉から–—売上予測は埼玉から–
ステップ2 最小より良い点を見つける。(以下次号)
私は、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
有)ソルブ(StoreOpeningRiskBusters) 林原安徳
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