不振店に転勤になった時のアピール-1

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不振店に転勤になった時のアピール-1

視界性・看板,販売促進,飲食店経営

2018/04/24 不振店に転勤になった時のアピール-1

不振店はチャンス到来

飲食店経営の読者の多くは、チェーン企業に所属しているでしょう。チェーン店=会社に属しているとなると「転勤」はつきものです。そして、中には望まぬ転勤もあるはずです。とりわけ、繁盛店から「不振店」へ行くようなことがあるとけっこうショックですね。

中には左遷されてしまったと感じる人もいるかもしれませんが、それは違いますよ。私も事異動する側になったことがあるから確信を持って言えます。

繁盛店から不振店への異動は、実は「出世」=能力が認められたののです。

もっと正確に言えば、「出世するためのチャンス」が与えられたのです。

それは、そうでしょう。不振店を並みの店長に任せたって立ち直る訳はありません。ましてや、弱い店長に任せたら店はますます悪くなり、その店長も辞めてしまいかねません。会社の損失です。

だからこそ、不振店には優秀な店長を行かせるのです。これは人事異動の鉄則だと思ってください。

会社はあなたに不振店の立て直しを期待します。同時にあなたの成長を願い、実績の証を作るチャンスを与えてくれます。

繁盛店をいくら円滑に運営できたところで、そうそうあなたの実績を認めるわけには行きません。でも、不振店なら、違います。

不振店に陥る理由

お店が不振店に陥る理由は2つしかありません。それは、運営と立地です。

第一。お店の運営方法が良くなくてお客様にまで及ぼし不振化しまう。

けっこうこの理由は納得がいきます。店長次第でそこで働く従業員、パートアルバイトの働きも大きく変わります。

強引なリーダーシップで運営すれば従業員は嫌がって指示にも従わなくなり、その内辞めてしまう事でしょう。反対に、いつも「いいよ、いいよ」と従業員を甘やかしてばかりでは、従業員は勝手なことばかりするようになり、スケジュールにも影響を及ぼすようになり、結局だめになります。

一筋縄では行かないのがお店の運営です。

ですから、あなたは、毅然とかつ臨機応変にリーダーシップを発揮して店舗を立て直していくしかありません。あなたの指示を理解できる従業員を核にしてより優秀なスタッフを育て上げ、次第にあなたは店舗を立て直していくしかありません。

でも、あなたがどんなに頑張っても、店舗が不振状態から抜け出せない。

そんな現実が一方ではあるのです。

それが、店舗が不振店化する第二の理由、「立地」です。

そして、こちらの問題の方が限りなく大きな問題です。

第一の理由なら、あなたには解決する自信があるでしょう。店立て直しのための多くの指南書があります。先輩からアドバイスをもらうこともできます。同僚に相談もできます。

しかし。

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1  1号店と2号店の位置関係

1号店は駅からは300mほど離れていたが、その街に最初にできた店ということもあって繁盛していた。ところが、大型の商業施設が2つできたため駅方向からの客が激減して、売上は40%近くダウンした。それから、ほどなくして2つの商業施設TGの動線上に2号店がオープンした。その影響で1号店はさらに売上が40%ダウン、ピーク時の3割に減り不振店とたちまち化した。

 

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