売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その8 作れないモデル

売上予測 30年の実績

048-711-7195

107-0062 東京都港区南青山2-2-15-942

月~金 9:00~18:00

lv_r

売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その8 作れないモデル

売上予測

2018/04/13 売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その8 作れないモデル

売上予測モデルができるのだったら、エクセルの重回帰分析でほかにもいろいろできるのではないか?

 

そう考える人がいます。

例えば、

ケース1:客単価の予測モデルができる?

結論 実用的なモデルは作れません。さんざんやりましたが、客単価がいくらになるか、それを説明する心理的要因、物理的要因、あるいは立地要因・商圏要因というものが、ほとんど見つからないからです。

 

ケース2:売上の伸び率予測モデルができる?

結論 上と同様、できません。

どんな状況だったときに、どれだけ売上が伸びたのか?あるいはどんなアクションをしたから伸びたのか?あるいは、減ったのか?

まず、最初にこの事実をたくさん集めることができません。

仮に見つかったとしても(プロモーションを行ったetc)、それ1つだけではだめです。たくさん必要です。

そして、致命的な問題は、未来にどんなことを行うかは、予測ではなく、計画だから、予測データそのものがない。ほかにも、・・・・いろいろあってできないと思っております。

ちなみに、現在の売上が低ければ低いほど、時間が経った後の伸び率は大きくなることは、わかっています。

 

できそうでできないものもあるのです。

ケース3:時間帯別の売上予測。

もちろん、時間帯別の実売上があることが前提ですが、店によって、昼の時間帯売上が高いこともあれば、深夜の時間帯売上が高いということもあります。

とりわけ、忙しい時間に、適正な労働人数が必要なのですから、これが前もってわかったら良いな、と誰もが考えます。

でも、できません。

ふつうの売上予測モデルを作る労力の最低24倍、(感覚的に言うと)100倍以上の労力・時間をかければ可能かもしれません。

 

というわけで、売上予測は、売上予測であって、それ以外のいろいろな予測をやろうと思ってもできないことってあるのです。

 

time_c

 

 
「売上予測の基礎の基礎」の関連記事
●地球の円周は、4万kmだから、1度は111.11km。売上予測の基礎の基礎(1)
●緯度の1度と経度の1度は長さが違う。売上予測の基礎の基礎(2)
●エクセルで用いる角度の単位は「度」ではない。売上予測の基礎の基礎(3)
●エクセルの関数で描ける”減衰曲線”が売上予測に役立つ。売上予測の基礎の基礎(4)
●売上予測に役立つエクセルで表す「成長曲線」の関数 売上予測の基礎の基礎(5)
●エクセルで最も重要な関数は「IF」と「VLOOKUP」だ。売上予測の基礎の基礎(6)
●VLOOKUP関数は、エクセル最強の武器だ。売上予測の基礎の基礎(7)
●VLOOKUP関数(エクセル)の兄弟、HLOOKUP関数も使えるとなお良い。売上予測の基礎の基礎(8)
●VLOOKUP関数によく似た便利なエクセルの関数、INDEXに注意せよ。売上予測の基礎の基礎(9)
●エクセルの関数、SUMPRODUCT関数も売上予測に役立つ 売上予測の基礎の基礎(10)
●エクセルの数字や関数は、数値と文字(文字列)の2種類ある。売上予測の基礎の基礎(11)
●エクセルの文字列関数のキング、MID関数を使いこなせ。売上予測の基礎の基礎(12)
●エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)前半
●エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)後半
●売上予測モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その1
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その2
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その3
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その4
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その5
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その6
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その7  マクドナルド1987年

 

 

 

有限会社ソルブ

電話番号:048-711-7195
住所 〒338-0002
埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号

TOP