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売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その5
「売上予測モデルを作ることができる手法があるそうだ」
「なにやら、その手法というのは『重回帰分析』と言うそうだ」
こう聞いたのは、私(筆者:林原)がマクドナルドの出店調査部に入って間もない頃だった。
調べてみると「売上予測モデルは、重回帰分析で作る」という発想は、そんな昔にできたわけではなく、いわゆる統計学者が「重回帰分析とは何か」という類の書籍の中で書いている。1980年代後半だ。まさしく、マクドナルドが日本に上陸を果たして10余年が過ぎた頃だ。
しかし、その本の中の、売上予測モデルは、2変数からできていた。駅からの距離と周辺人口という2つの変数を使っていた。
そして、15店舗くらいのサンプルが選ばれていたが、「これは架空の店です」と注意書きがあったが、きっとどこかのファストフード企業が、この学者に頼んで作ってもらったのだろう。今なら重回帰分析もエクセルを使えば、ちょちょっと、数字を集めればできることだったが、
当時、今から40年近く前ともなると、そうはいかない。
重回帰分析という統計学の本は入手できても、肝心の重回帰分析を行えるコンピュータもなければ、ソフトウェアもなかった時代だ。
(エクセルはそういう意味でひじょうな革命を売上予測という分野に起こした)
そこで、イギリス製のソフトウェアで「重回帰分析」ができるのがあるという情報をつかみ、その導入を図った。
このソフトウェアは、当時としては当然ながら、大型コンピュータでしか扱えない。価格も数百万円はしたと思う。
解説は、もちろん英語。ちょっと英語に強い同僚に翻訳してもらいながら、扱った。
起動するだけで数時間。データを入力するだけでまる1日はかかった。
答えは、6時を回った頃、画面に表示される。
そういう時代があった。
当時使ったIBMの端末。1980年代のマクドナルドでは、各部署に1台づつ配られた。 「エクセルの活用法」の関連記事 ●売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14) ●エクセルを活用しよう 1(売上予測を重回帰分析で行う手法16) ●エクセルを活用しよう 2(売上予測を重回帰分析で行う手法17) ●売上予測をエクセルで実現する (売上予測を重回帰分析で行う手法20) ●売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。 ●高精度/売上予測モデルはエクセルで分析したら、エクセルで運用した方が良い2つの理由。 ●エクセルで用いる角度の単位は「度」ではない。売上予測の基礎の基礎(3) ●エクセルの関数で描ける”減衰曲線”が売上予測に役立つ。売上予測の基礎の基礎(4) ●売上予測に役立つエクセルで表す「成長曲線」の関数 売上予測の基礎の基礎(5) ●エクセルで最も重要な関数は「IF」と「VLOOKUP」だ。売上予測の基礎の基礎(6) ●VLOOKUP関数は、エクセル最強の武器だ。売上予測の基礎の基礎(7) ●VLOOKUP関数(エクセル)の兄弟、HLOOKUP関数も使えるとなお良い。売上予測の基礎の基礎(8) ●VLOOKUP関数によく似た便利なエクセルの関数、INDEXに注意せよ。売上予測の基礎の基礎(9) ●エクセルの関数、SUMPRODUCT関数も売上予測に役立つ 売上予測の基礎の基礎(10) ●エクセルの数字や関数は、数値と文字(文字列)の2種類ある。売上予測の基礎の基礎(11) ●エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)前半 ●エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)後半 ●変数が多くなり、エクセルの重回帰分析が嫌いにならない内に行動すべし ●売上予測モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その1 ●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その2 ●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その3 ●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その4
有限会社ソルブ
電話番号:048-711-7195 住所 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号
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売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その5
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「なにやら、その手法というのは『重回帰分析』と言うそうだ」
こう聞いたのは、私(筆者:林原)がマクドナルドの出店調査部に入って間もない頃だった。
調べてみると「売上予測モデルは、重回帰分析で作る」という発想は、そんな昔にできたわけではなく、いわゆる統計学者が「重回帰分析とは何か」という類の書籍の中で書いている。1980年代後半だ。まさしく、マクドナルドが日本に上陸を果たして10余年が過ぎた頃だ。
しかし、その本の中の、売上予測モデルは、2変数からできていた。駅からの距離と周辺人口という2つの変数を使っていた。
そして、15店舗くらいのサンプルが選ばれていたが、「これは架空の店です」と注意書きがあったが、きっとどこかのファストフード企業が、この学者に頼んで作ってもらったのだろう。今なら重回帰分析もエクセルを使えば、ちょちょっと、数字を集めればできることだったが、
当時、今から40年近く前ともなると、そうはいかない。
重回帰分析という統計学の本は入手できても、肝心の重回帰分析を行えるコンピュータもなければ、ソフトウェアもなかった時代だ。
(エクセルはそういう意味でひじょうな革命を売上予測という分野に起こした)
そこで、イギリス製のソフトウェアで「重回帰分析」ができるのがあるという情報をつかみ、その導入を図った。
このソフトウェアは、当時としては当然ながら、大型コンピュータでしか扱えない。価格も数百万円はしたと思う。
解説は、もちろん英語。ちょっと英語に強い同僚に翻訳してもらいながら、扱った。
起動するだけで数時間。データを入力するだけでまる1日はかかった。
答えは、6時を回った頃、画面に表示される。
そういう時代があった。
当時使ったIBMの端末。1980年代のマクドナルドでは、各部署に1台づつ配られた。
「エクセルの活用法」の関連記事
●売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14)
●エクセルを活用しよう 1(売上予測を重回帰分析で行う手法16)
●エクセルを活用しよう 2(売上予測を重回帰分析で行う手法17)
●売上予測をエクセルで実現する (売上予測を重回帰分析で行う手法20)
●売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。
●高精度/売上予測モデルはエクセルで分析したら、エクセルで運用した方が良い2つの理由。
●エクセルで用いる角度の単位は「度」ではない。売上予測の基礎の基礎(3)
●エクセルの関数で描ける”減衰曲線”が売上予測に役立つ。売上予測の基礎の基礎(4)
●売上予測に役立つエクセルで表す「成長曲線」の関数 売上予測の基礎の基礎(5)
●エクセルで最も重要な関数は「IF」と「VLOOKUP」だ。売上予測の基礎の基礎(6)
●VLOOKUP関数は、エクセル最強の武器だ。売上予測の基礎の基礎(7)
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●VLOOKUP関数によく似た便利なエクセルの関数、INDEXに注意せよ。売上予測の基礎の基礎(9)
●エクセルの関数、SUMPRODUCT関数も売上予測に役立つ 売上予測の基礎の基礎(10)
●エクセルの数字や関数は、数値と文字(文字列)の2種類ある。売上予測の基礎の基礎(11)
●エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)前半
●エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)後半
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●売上予測モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その1
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その2
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その3
●売上予測 モデルをエクセルの重回帰分析で作ろう その4
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