契約する前に物件を実査する大切さを覚えておこう 飲食店経営2015MAR(前半)

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契約する前に物件を実査する大切さを覚えておこう 飲食店経営2015MAR(前半)

実査,飲食店経営

2018/03/24 契約する前に物件を実査する大切さを覚えておこう 飲食店経営2015MAR(前半)

もし、あなたが自分のお店を開いてみたいと本気で思った時は思い出してほしいことが3つあります。
もちろん、立地に関することです。
(1).必ず現場を見る。
(2).商圏を実査する。
(3).第三者のアドバイスを受ける。
これらについて説明します。

(1).必ず現場を見る。
まず、お店を出すための候補物件が見つかったら、決める前に必ずこの物件を見に行って下さい。実査です。必ずですよ、必ず。
どうしてこんな当たり前のことを言うのかと疑問に思われるかもしれませんね。それは、これが一番大きな盲点だからです。
現場を見もしない(実査しない)で、決めてしまう。

 

しかし、こんな信じられないことが往々とあるのです。なぜでしょう。
それは、なかなか納得できる物件と言うのは見つからないものだからです。
お店を出せる物件というのは、住居やオフィスに用いる物件と比べると少ないということが第一。

 

そして、その中から、手頃の家賃のものはさらに少ない。立地が良いものとなると、もっともっと少なくなります。

 

ですから、一つのお店を決めるまでに100の物件を見る(実査する)くらいの覚悟が必要です。ここにかける時間と手間を惜しんではいけません。
でも、人間はどうしても楽することを考えてしまいます。さんざん物件を見たり調べたりするうちに、だんだんと億劫になってくるものです。
だから、最初の頃こそ一所懸命調べるのですが、100物件近くともなると、「あの辺りは調べたから」とか、「これなら図面だけでもわかる」と自分に言い訳して、現場を見に行かない(実査しない)ことも出てくるのです。
そこまででなくても、内見することをサボったり、内見はしても
いろいろな確認(*)を怠ったりしてしまうものです。
そうならないよう店を決める(契約する)前は特に念には念を入れる、このことを肝に銘じておいてください。
(2).商圏を実査する。
もう一つ、「これも面倒だから」、「何を見たら良いかわからないから」とやらないことがあります。それが商圏の「実査」です。
簡単に言うと、お店の周辺を見て回ることです。
この実査を行っているといないとでは、開店してからの営業のやり方に大きな差が出てきます。
まず、あなたのお店のお客様になってくれるであろう住民、就業者がどこにいてどんな様子であるかを知っておくことです。
例えば、共稼ぎが多く昼間は住民がひじょうに少ないとような場合は、ランチタイムの売上は期待できないかもしれません。その反対に、事業所が多く、ランチタイムになるとあちこちからサラリーマンやOLが出てくる地域かもしれません。

そして、そういう人達がどこにたくさん住んでいるか、密集しているかということも重要な情報です。これを予め知っていれば開店後どの地域を重点的に販売促進していけば良いかがわかるからです。

もちろん、商圏についての客観的なデータを収集することも忘れてはいけません。人口だけでなく、年齢別人口比率や人口増加率はもとより、今後の推移予測、通勤通学の手段別、職業別、学歴別等の比率なども重要です(図1)。

統計てきめんで視覚化する

 

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