人口の過去の男女別年齢別推移をもとにして、人口を予測する。商圏分析の実務(10)

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人口の過去の男女別年齢別推移をもとにして、人口を予測する。商圏分析の実務(10)

商圏

2018/03/09 人口の過去の男女別年齢別推移をもとにして、人口を予測する。商圏分析の実務(10)

現在の人口を知っただけでは、その商圏の理解は深まらない。

 

過去はどうであったか。そして、将来はどうなるか。こういう時間軸に沿ったデータも参考にするべきである。

過去はどうであったかは、「推移分析」と呼ぶ。

未来はどうなるかは、「人口予測」である。

 

実は、人口予測は、厳密にできるわけではない。未来における都市計画がどのように進行するか、によっては、その推移が激しいことが推測できる。

だから、人口予測は、今までの人口の推移をもとに行うだけである。

 

とはいえ、ザックリと「過去5年で5%伸びたから、これから5年で5%伸びる」とするだけでは、誰も納得がいかないだろう。

 

そこで、こういう人口予測をする場合は、まず、男女別に分け、そして、0-4歳、~85歳以上 と年齢別に分けて予測する。

それも、国勢調査なら、4期分の人口増減を参考にする。

たとえば、予測する期の「男性20~24歳以下人口」を求める場合は、単に前期の同じ「男性20~24歳以下人口」からの推移を比べるわけではない。

国勢調査は5年毎に行っているのであるから、前期は5年前、すなわち「男性15~19歳以下人口」からの推移を参考にしなければならない。

 

こうして、「男女別・年齢階層別」の4期分の動きを参照にして、次期の人口を求めていくことが良い。

ちなみに、こうした推移予測のことを、「コーホート変化率法」と呼ぶ(関心のあるかたは、リンクをclickていただきたい)。

やり方さえわかれば、自分自身でもじゅうぶん計算できるようになるはずだ。

 

もちろん、弊社が開発した「統計てきめん2プレミア」には、この人口予測機能は搭載されており、瞬時に答えが出る。

 

ただし、国立社会保障・人口問題研究所のサイトを見ると、国勢調査をもとにした人口推移が、都道府県別、市区町村別に公開されている。

これでは、あまり範囲が広すぎて、売上予測や商圏分析には使えない。

もし、統計てきめん2プレミアをお持ちではないなら

半径2km圏内とか、狭い範囲での人口予測は分析者が推移を予測計算してみるしかない。

 

jinkouyosoku-nihon(出典)国立社会保障・人口問題研究所

 
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