エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)後半

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エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)後半

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2018/03/08 エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)後半

E139°40′56.40″N35°48′44.66″ という文字列(今回は「座標文字列」と呼ぶ。読みにくくしてごめんなさい)の中から、度を表す ° 、分を表す ′ 、秒を表す ″ という文字が何番目に出て来るかを

エクセルの文字列関数=FIND(A、B、C)を使って出してみよう。

最初の「°」ならば、a=FIND(座標文字列、”°”)

最初の「′」ならば、b=FIND(座標文字列、”′”)

最初の「″」ならば、c=FIND(座標文字列、”″”)

と書きたいところだが、ここで問題が一つある。三番目の最後が、””” とダブルコーテーションが3つ並んでしまうので、エラーを起してしまう。

そこで、次のようにする。

最初の「°」ならば、a=FIND(座標文字列の入っているセル番号、「°」の入っているセル番号)

最初の「′」ならば、b=FIND(座標文字列の入っているセル番号、「′」の入っているセル番号)

最初の「″」ならば、c=FIND(座標文字列の入っているセル番号、「″」の入っているセル番号)

こうやって、情報(データ)自体を手入力するより、情報(データ)を特定のセルに入れて置くようにする。これが、エクセルの手慣れた人がやるコツである。

同様にして、

2番目に出て来る「°」ならば、d=FIND(座標文字列の入っているセル番号、「°」の入っているセル番号、c)

2番目に出て来る「′」ならば、e=FIND(座標文字列の入っているセル番号、「′」の入っているセル番号、c)

2番目に出て来る「″」ならば、f=FIND(座標文字列の入っているセル番号、「″」の入っているセル番号、c)

cは、c+1番目以降の順番を探すということで、ここでは省略できない。

では、座標を出してみよう。

ア=MID(座標文字列、2、a-2)で、139(文字列)と表示されるはずだ。

イ=MID(座標文字列、a+1,b-a-1)で、40(文字列)と表示されるはずだ。

=MID(座標文字列、b+1,c-b-1)で、56.40(文字列)と表示されるはずだ。

=MID(座標文字列、c+2,d-c-2)で、35(文字列)と表示されるはずだ。

=MID(座標文字列、d+1,e-d-1)で、48(文字列)と表示されるはずだ。

=MID(座標文字列、e+1,f-e-1)で、44.66(文字列)と表示されるはずだ。

 

あとは、それぞれの文字列を=VALUE関数を使って、”数値”に変換し、「度」はそのまま、「分」には60で、「秒」には3600で割った数値を、足し合わせれば「度単位」の座標ができる。

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