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売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。
売上予測なんか、難しいことじゃない。
エクセルさえ持っていれば、エクセルの関数を使うことでだれだってできる。
まず、目的変数を決めよう。
それには、各店舗の売上が良い。
例えば、エクセル表の
AとB、Cの列に次のように入力する。
行 A列 B列 C列
1行 店名 月商 商圏人口(1km圏)
2行 A店 850 13532
3行 B店 452 8265
4行 C店 661 9828
5行 D店 243 4508
6行 E店 460 7803
7行 F店 367 5500
これで、7店舗分の店名、月商(売上)、商圏人口というデータを入れたことになる。
これだけの少ない数でも売上予測はできる。
まず、CORREL というエクセルの関数を使って、商圏人口と月商との相関係数を算出してみよう。
エクセル表の
D1に 相関
D2に =CORREL(B2:B7、C2:C7) と入力する。
すると、D2セルには、0.98297 という数字が出ます。わー、凄い相関。ちょっと出来過ぎ!でも当然です。今、意識的に作ったのですから (笑)
「相関係数とは、1に近いほど、相関が高い。0に近いほど相関が低い。-1に近いほど、マイナスの相関が高い」というものです
では、売上予測のモデルを次のように仮定しましょう。
X:商圏人口 、Yは売上(月商)とします。
Y=a×X+b これは、商圏人口Xにaを掛けてbを加えるとY:月商になる という意味です。
では、このaを求めます。この時使うのは、エクセルの関数で、SLOPE と言うものです。
SLOPEはスロープと読み、元の意味は、「坂」「傾斜」です。
a=SLOPE(B2:B7、C2:C7) カッコ()の中は、上の相関係数を出すときと同じです。
次に、bを求めます。この時使うのは、エクセルの関数で、INTERCEPT と言うものです。
インターセプトと読み、「途中で捉える、切り落とす」という意味です。
数学では、Y切片と言う意味です。
b=INTERCEPT(B2:B7、C2:C7) カッコ()の中は、上の相関係数を出すときと同じです。
これらエクセルの関数を用いると、
a=0.066106、b=-39.1726 というふうに出てきます。
そこで、売上予測式は、
Y=0.066106×X-39.1726 ということになります。関数を用いるとこんなに簡単にモデルを作れます。
では、仮に、商圏人口は、7500人という物件が候補に挙がったとしたら、どう売上予測できるでしょうか?
Y=0.066106×X-39.1726=0.066106×7500-39.1726=456.6224≒456
となって、売上予測の値は、このエクセル上では456万円 ということになります。
このような売上予測を単回帰式による売上予測と言います。
ここでは、商圏人口を使いましたけれど、商圏人口だけでこんなにうまく行く売上予測ができることは、まず、ありません。
もちろん、他の立地要因にしたところで、1個だけの変数で、売上予測の精度が高いということもありません。
ですから、複数の立地要因を同時に扱える「重回帰分析」が大事になってくるのです。
「売上予測」の関連記事20180105時点 ●成長し続ける立地戦略とは、売上予測をすることです! ●なぜ売上予測が必要なのか(勘と経験でもいいのでは) ●立地が悪くても高い売上、立地が良くても低い売上ということはありますか? ●売上予測の手法 その1 回転率法 ●売上予測の手法 その2 キャッチ率法 ●「1週間でできる立地判定」【第8回】売れている店の隣はいくら売れるか 月刊コンビニ連載2013年8月号 ●売上予測の手法 その3 市場シェア率法 ●売上予測の手法 その4 比較法 ●売上予測の計算はこうやって行う(1) ●売上予測計算はこうやって行う (2) ●売上予測の方法 勘と経験、そして度胸の問題 ●売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。 ●売上予測モデルを運用するフォーマットを作るのは難しい。 ●売上予測モデルで一番大事な変数は、目的変数である。 ●売上予測計算の必要性はどこから生まれたか?
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電話番号:048-711-7195 住所 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号
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売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。
売上予測なんか、難しいことじゃない。
エクセルさえ持っていれば、エクセルの関数を使うことでだれだってできる。
まず、目的変数を決めよう。
それには、各店舗の売上が良い。
例えば、エクセル表の
AとB、Cの列に次のように入力する。
行 A列 B列 C列
1行 店名 月商 商圏人口(1km圏)
2行 A店 850 13532
3行 B店 452 8265
4行 C店 661 9828
5行 D店 243 4508
6行 E店 460 7803
7行 F店 367 5500
これで、7店舗分の店名、月商(売上)、商圏人口というデータを入れたことになる。
これだけの少ない数でも売上予測はできる。
まず、CORREL というエクセルの関数を使って、商圏人口と月商との相関係数を算出してみよう。
エクセル表の
D1に 相関
D2に =CORREL(B2:B7、C2:C7) と入力する。
すると、D2セルには、0.98297 という数字が出ます。わー、凄い相関。ちょっと出来過ぎ!でも当然です。今、意識的に作ったのですから (笑)
「相関係数とは、1に近いほど、相関が高い。0に近いほど相関が低い。-1に近いほど、マイナスの相関が高い」というものです
では、売上予測のモデルを次のように仮定しましょう。
X:商圏人口 、Yは売上(月商)とします。
Y=a×X+b これは、商圏人口Xにaを掛けてbを加えるとY:月商になる という意味です。
では、このaを求めます。この時使うのは、エクセルの関数で、SLOPE と言うものです。
SLOPEはスロープと読み、元の意味は、「坂」「傾斜」です。
a=SLOPE(B2:B7、C2:C7) カッコ()の中は、上の相関係数を出すときと同じです。
次に、bを求めます。この時使うのは、エクセルの関数で、INTERCEPT と言うものです。
インターセプトと読み、「途中で捉える、切り落とす」という意味です。
数学では、Y切片と言う意味です。
b=INTERCEPT(B2:B7、C2:C7) カッコ()の中は、上の相関係数を出すときと同じです。
これらエクセルの関数を用いると、
a=0.066106、b=-39.1726 というふうに出てきます。
そこで、売上予測式は、
Y=0.066106×X-39.1726 ということになります。関数を用いるとこんなに簡単にモデルを作れます。
では、仮に、商圏人口は、7500人という物件が候補に挙がったとしたら、どう売上予測できるでしょうか?
Y=0.066106×X-39.1726=0.066106×7500-39.1726=456.6224≒456
となって、売上予測の値は、このエクセル上では456万円 ということになります。
このような売上予測を単回帰式による売上予測と言います。
ここでは、商圏人口を使いましたけれど、商圏人口だけでこんなにうまく行く売上予測ができることは、まず、ありません。
もちろん、他の立地要因にしたところで、1個だけの変数で、売上予測の精度が高いということもありません。
ですから、複数の立地要因を同時に扱える「重回帰分析」が大事になってくるのです。
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●売上予測モデルを運用するフォーマットを作るのは難しい。
●売上予測モデルで一番大事な変数は、目的変数である。
●売上予測計算の必要性はどこから生まれたか?
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