売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。

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売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。

売上予測

2017/12/14 売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。

売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。

 

売上予測なんか、難しいことじゃない。

エクセルさえ持っていれば、エクセルの関数を使うことでだれだってできる。

 

まず、目的変数を決めよう。

それには、各店舗の売上が良い。

例えば、エクセル表の

AとB、Cの列に次のように入力する。

行  A列  B列  C列

1行 店名  月商  商圏人口(1km圏)

2行 A店  850   13532

3行 B店  452   8265

4行 C店  661   9828

5行 D店  243   4508

6行 E店  460   7803

7行 F店  367   5500

 

これで、7店舗分の店名、月商(売上)、商圏人口というデータを入れたことになる。

これだけの少ない数でも売上予測はできる。

 

まず、CORREL というエクセルの関数を使って、商圏人口と月商との相関係数を算出してみよう。

エクセル表の

D1に 相関

D2に =CORREL(B2:B7、C2:C7)  と入力する。

すると、D2セルには、0.98297 という数字が出ます。わー、凄い相関。ちょっと出来過ぎ!でも当然です。今、意識的に作ったのですから (笑)

 

「相関係数とは、1に近いほど、相関が高い。0に近いほど相関が低い。-1に近いほど、マイナスの相関が高い」というものです

 

では、売上予測のモデルを次のように仮定しましょう。

X:商圏人口 、Yは売上(月商)とします。

Y=a×X+b  これは、商圏人口Xにaを掛けてbを加えるとY:月商になる という意味です。

 

では、このaを求めます。この時使うのは、エクセルの関数で、SLOPE と言うものです。

SLOPEはスロープと読み、元の意味は、「坂」「傾斜」です。

 

a=SLOPE(B2:B7、C2:C7)  カッコ()の中は、上の相関係数を出すときと同じです。

 

次に、bを求めます。この時使うのは、エクセルの関数で、INTERCEPT と言うものです。

インターセプトと読み、「途中で捉える、切り落とす」という意味です。

数学では、Y切片と言う意味です。

 

 b=INTERCEPT(B2:B7、C2:C7)  カッコ()の中は、上の相関係数を出すときと同じです。

 

これらエクセルの関数を用いると、

 

a=0.066106、b=-39.1726 というふうに出てきます。

 

そこで、売上予測式は、

 

Y=0.066106×X-39.1726 ということになります。関数を用いるとこんなに簡単にモデルを作れます。

 

では、仮に、商圏人口は、7500人という物件が候補に挙がったとしたら、どう売上予測できるでしょうか?

 

Y=0.066106×X-39.1726=0.066106×7500-39.1726=456.6224≒456

 

となって、売上予測の値は、このエクセル上では456万円 ということになります。

 

このような売上予測を単回帰式による売上予測と言います。

 

ここでは、商圏人口を使いましたけれど、商圏人口だけでこんなにうまく行く売上予測ができることは、まず、ありません。

もちろん、他の立地要因にしたところで、1個だけの変数で、売上予測の精度が高いということもありません。

 

ですから、複数の立地要因を同時に扱える「重回帰分析」が大事になってくるのです。

 

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