048-711-7195
107-0062 東京都港区南青山2-2-15-942
月~金 9:00~18:00
売上予測の計算はこうやって行う(1)
すでに書いたように、売上予測の計算はいくつもあります。
少し復習しましょう。
1)キャッチ率法における売上予測の計算
キャッチ率法における売上予測の計算は、最初に通行量Tを計測することから始まります。
店が店前通行人の中からお客様をキャッチする人の数を計算します。 ****************************************************************************************************
************売上予測に必要なデータは”統計てきめん2プレミア”で***************
**************************************************************************************************** したがって、キャッチ率をCRとすれば、キャッチする人の数は、T×CR となります。
これを、月額売上にしますと、1人当たりの売上(客単価)を@、月間日数をdとして、売上予測の計算式は次のようになります。
Sales=T×CR×@×d
例えば、T=25000人(朝8時から夜8時までの12時間とします)
CR=3%
@=500円
d=30日
としますと、売上予測の計算は次のようになります。
Sales=25000×3%×500円×30日/月=1125万円/月
◆この売上予測の計算の問題点は、CR(キャッチ率)をいくつにするかがわかっていない点です。
2)回転率法における売上予測の計算
店にある客席数をもとにして、客席が1日で何回満席になるかを想定して売上予測の計算をすることです。
客席は、通行量と違って、計測する必要はありませんから、これほど簡単でコストがかからない売上予測の計算だと言われています。
客席数をSN、1日に満席になる階数をMNとしますと、売上予測の計算は次のようになります。
Sales=SN×MN×@×d
例えば、SN=25席
MN=3回/日
@=1000円
d=30日/月
Sales=25×3×1000×30=2250万円/月
3)市場シェア率法
これは、少々ややこしい計算を必要とする売上予測の計算になります。
しかし、通行量を測定する必要もなく、回転率やキャッチ率を想定する必要がない点が特長です。
ステップが3つあり、広い範囲(商圏のような範囲)での、その同じ業種での全マーケット(販売額)を計算するステップと
その全マーケットの中で、同業店が複数あるので、その全同業店に対して、自店が出店した場合のシェア率(分配率)を計算するステップ
があります。そして、最後に、それら2つのデータを掛けることで、売上予測をします。
(続く) ****************************************************************************************************
****************************************************************************************************
「売上予測」の関連記事20180105時点 ●成長し続ける立地戦略とは、売上予測をすることです! ●なぜ売上予測が必要なのか(勘と経験でもいいのでは) ●立地が悪くても高い売上、立地が良くても低い売上ということはありますか? ●売上予測の手法 その1 回転率法 ●売上予測の手法 その2 キャッチ率法 ●「1週間でできる立地判定」【第8回】売れている店の隣はいくら売れるか 月刊コンビニ連載2013年8月号 ●売上予測の手法 その3 市場シェア率法 ●売上予測の手法 その4 比較法 ●売上予測の計算はこうやって行う(1) ●売上予測計算はこうやって行う (2) ●売上予測の方法 勘と経験、そして度胸の問題 ●売上予測モデルを運用するフォーマットを作るのは難しい。 ●売上予測モデルで一番大事な変数は、目的変数である。 ●売上予測計算の必要性はどこから生まれたか?
23/06/12
22/05/20
21/12/30
21/08/04
21/08/03
21/08/01
21/07/31
21/07/10
21/07/09
21/07/08
TOP
売上予測の計算はこうやって行う(1)
すでに書いたように、売上予測の計算はいくつもあります。
少し復習しましょう。
1)キャッチ率法における売上予測の計算
キャッチ率法における売上予測の計算は、最初に通行量Tを計測することから始まります。
店が店前通行人の中からお客様をキャッチする人の数を計算します。
****************************************************************************************************
************売上予測に必要なデータは”統計てきめん2プレミア”で***************
****************************************************************************************************
したがって、キャッチ率をCRとすれば、キャッチする人の数は、T×CR となります。
これを、月額売上にしますと、1人当たりの売上(客単価)を@、月間日数をdとして、売上予測の計算式は次のようになります。
Sales=T×CR×@×d
例えば、T=25000人(朝8時から夜8時までの12時間とします)
CR=3%
@=500円
d=30日
としますと、売上予測の計算は次のようになります。
Sales=25000×3%×500円×30日/月=1125万円/月
◆この売上予測の計算の問題点は、CR(キャッチ率)をいくつにするかがわかっていない点です。
2)回転率法における売上予測の計算
店にある客席数をもとにして、客席が1日で何回満席になるかを想定して売上予測の計算をすることです。
客席は、通行量と違って、計測する必要はありませんから、これほど簡単でコストがかからない売上予測の計算だと言われています。
客席数をSN、1日に満席になる階数をMNとしますと、売上予測の計算は次のようになります。
Sales=SN×MN×@×d
例えば、SN=25席
MN=3回/日
@=1000円
d=30日/月
としますと、売上予測の計算は次のようになります。
Sales=25×3×1000×30=2250万円/月
3)市場シェア率法
これは、少々ややこしい計算を必要とする売上予測の計算になります。
しかし、通行量を測定する必要もなく、回転率やキャッチ率を想定する必要がない点が特長です。
ステップが3つあり、広い範囲(商圏のような範囲)での、その同じ業種での全マーケット(販売額)を計算するステップと
その全マーケットの中で、同業店が複数あるので、その全同業店に対して、自店が出店した場合のシェア率(分配率)を計算するステップ
があります。そして、最後に、それら2つのデータを掛けることで、売上予測をします。
(続く)
****************************************************************************************************
************売上予測に必要なデータは”統計てきめん2プレミア”で***************
****************************************************************************************************
「売上予測」の関連記事20180105時点
●成長し続ける立地戦略とは、売上予測をすることです!
●なぜ売上予測が必要なのか(勘と経験でもいいのでは)
●立地が悪くても高い売上、立地が良くても低い売上ということはありますか?
●売上予測の手法 その1 回転率法
●売上予測の手法 その2 キャッチ率法
●「1週間でできる立地判定」【第8回】売れている店の隣はいくら売れるか 月刊コンビニ連載2013年8月号
●売上予測の手法 その3 市場シェア率法
●売上予測の手法 その4 比較法
●売上予測の計算はこうやって行う(1)
●売上予測計算はこうやって行う (2)
●売上予測の方法 勘と経験、そして度胸の問題
●売上予測モデルを運用するフォーマットを作るのは難しい。
●売上予測モデルで一番大事な変数は、目的変数である。
●売上予測計算の必要性はどこから生まれたか?