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e-Statのやさしい使い方
「1週間でできる立地判定」【第12回】商圏データはこうやって集める e-Statのやさしい使い方
お店でいろいろな販売促進をしていく上で、言うまでもないことですが、一番重要なことは、売上と利益の向上です。
このために、チラシを配布するとして、効率を上げるためには「統計を駆使する」ことです。前回は、次の出店候補地を見つけ出すことができることを紹介しましたが、今回は、もっと店舗販促に関係する「統計」をやりましょう。
商圏データを集め、します。
例えば、①人口密集度が高い地域にチラシ配布した方が、配布効率は上がります。
また、②人口が増加しつつある地域に配布した方が、販促の効率が上がります。
そこで今回は、商圏内でこの2つの地域を見つけるには、どうしたら良いか、これに絞ってお話ししましょう。しかも、今回は、コストがかかりませんので、どうか一度、チャレンジしてください。
e-Stat(イースタット)
まず、パソコンのインターネットで「estat」と検索してみてください。
すると、検索されたリストの一番上に、「政府統計の総合窓口GL01010101」という項目が現れますから、これをクリックして下さい。
すると、図01のような画面が出ます。
タイトルは、「e-Stat 政府統計の総合窓口」で、説明書きには「数字で見る日本 e-Statは日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです」とあります。
もちろん、利用料は無料ですし、会員登録もいりません。便利な時代になりました。あまり難しくない統計なら、ここですべて収集できます。
そして、これまでは、データの収集ができるだけでしたが、今や、それを地図に描いてしまう機能まで整備されています。
では、どうやって操作すれば良いか、誰にでもわかるように説明しましょう。
Step1. 地図で見る統計(統計GIS)
まず、この画面の中には、「統計データを探す」、「地図や図表で見る」、「調査項目を調べる」の3つの囲みが並んでいます(図1-2)。
そこで、「地図や図表で見る」の中を見てください。
4つの項目がありますが、上から3番目、「地図で見る統計(統計GIS)」をクリックして下さい。その画面(図2)が出ます。
≪お知らせ≫とその下にいくつもの項目がありますね。
ここで、今回は、一番上の≫地図に表す統計データ をクリックしてください。
Step2.データ項目を設定する。
出てきた画面(図3)内に、「Welcome!!」と書かれた小窓の画面(図3-2)が表示されているはずです 。
ここで、調べたい統計データを設定します。
では、「カスタムセットを作成」をクリックして、その設定を行いましょう(図4)。
「調査名」は「地域メッシュ統計」を選んでください。「年」は「平成22年」、「集計単位」は、「国勢調査–世界測地系500m」を選びます。そして、「確定」をクリックします。
すると、図5のように、「男女別人口総数及び世帯総数」というタブが表示されます。
そのタブの隣に「未選択」がありますので、今度はその「未選択」をクリックします。
「調査名」と「集計単位」は同じです。「年」だけ「平成17年」に変えてください。
これで、データ項目が設定できましたので、「マップに設定」をクリックしてください。
すると、日本地図が現れる(図6)とともに、左側に、今選んだ統計が、「統計セット」として表示されているはずです(図6-2)。
Step3. 自店の位置を見つける。
次は、自店舗がどこにあるか見つけなければいけません。
地図を動かすには、マウスをクリックしてドラッグします。または、地図の上にある「指定移動」を使うと、自店舗の住所を入れるだけでその場所に行くことができます。
地図を拡大するには、図の左上にある縦長のバー内にある○(図7)を+の側にドラッグします。縮小はその反対方向に動かします。
住所が合っているにもかかわらず、地図を動かしたり、拡大・縮小をしている間に、地図が見えなくなってしまったら、左欄にある「透過率」を「透明」の側に動かしてみてください。地図が見えるようになるはずです。
画面の上方にある「境界選択」をクリックすると、小窓が現れます。そこで「施設住所」をクリックします。ここで、店舗の住所を都道府県、市区町村、そして「施設の住所」を選び、町名・丁目を記述してから「検索」します。
Step4. 集計範囲を決める
そして、集計範囲を決めましょう。ここでは、距離の入力で、「選択された住所地点から半径1000m圏内を選択する」にしておきます(図8)。
Step5. 集計結果、メッシュ別データを見る
では、その画面の「追加選択」をクリックしてください。
ほんのしばらくすると、集計結果が表示されます(図9)。
ここでは、人口総数・男・女・世帯総数の4項目の集計結果が出ていますね。
では、その隣りの「境界一覧」をクリックしてください。こうすると、メッシュ別のデータが表示されます(図10)。
(この画面は右上の「-」ボタンをクリックすると、小さくすることができます。「境界選択」画面も同様です)
Step6. データを色分けして、地図上で分布を見る
地図の上方にある「統計表設定」をクリックしてください。
ほどなく、その画面が表示されます(図11)。
「グラフ設定」で統計項目を変更したり、分布の色や分類方法、その基準となる数値を変えることができます。「境界選択」は右上のxをクリックして消しておきましょう。
この画面の最下にある「適用」をクリックすると、その色分布が表示されます。
また、「ラベル設定」を選んで、ラベル項目の中の「人口総数」にチェックを入れてから、同様に、画面最下の「適用」をクリックすると、各メッシュ毎の人口を表示させることができます。
この色分布と人口を見れば、どこに住民が多いかが一目瞭然となります(図12)。
また、統計表セットで、年次を変えることで、その人口の差異、即ち、増加率が多いか否かをチェックすることができます。
23/06/12
22/05/20
21/12/30
21/08/04
21/08/03
21/08/01
21/07/31
21/07/10
21/07/09
21/07/08
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「1週間でできる立地判定」【第12回】商圏データはこうやって集める e-Statのやさしい使い方
お店でいろいろな販売促進をしていく上で、言うまでもないことですが、一番重要なことは、売上と利益の向上です。
このために、チラシを配布するとして、効率を上げるためには「統計を駆使する」ことです。前回は、次の出店候補地を見つけ出すことができることを紹介しましたが、今回は、もっと店舗販促に関係する「統計」をやりましょう。
商圏データを集め、します。
例えば、①人口密集度が高い地域にチラシ配布した方が、配布効率は上がります。
また、②人口が増加しつつある地域に配布した方が、販促の効率が上がります。
そこで今回は、商圏内でこの2つの地域を見つけるには、どうしたら良いか、これに絞ってお話ししましょう。しかも、今回は、コストがかかりませんので、どうか一度、チャレンジしてください。
e-Stat(イースタット)
まず、パソコンのインターネットで「estat」と検索してみてください。
すると、検索されたリストの一番上に、「政府統計の総合窓口GL01010101」という項目が現れますから、これをクリックして下さい。
すると、図01のような画面が出ます。
タイトルは、「e-Stat 政府統計の総合窓口」で、説明書きには「数字で見る日本 e-Statは日本の統計が閲覧できる政府統計ポータルサイトです」とあります。
もちろん、利用料は無料ですし、会員登録もいりません。便利な時代になりました。あまり難しくない統計なら、ここですべて収集できます。
そして、これまでは、データの収集ができるだけでしたが、今や、それを地図に描いてしまう機能まで整備されています。
では、どうやって操作すれば良いか、誰にでもわかるように説明しましょう。
Step1. 地図で見る統計(統計GIS)
まず、この画面の中には、「統計データを探す」、「地図や図表で見る」、「調査項目を調べる」の3つの囲みが並んでいます(図1-2)。
そこで、「地図や図表で見る」の中を見てください。
4つの項目がありますが、上から3番目、「地図で見る統計(統計GIS)」をクリックして下さい。その画面(図2)が出ます。
≪お知らせ≫とその下にいくつもの項目がありますね。
ここで、今回は、一番上の≫地図に表す統計データ をクリックしてください。
Step2.データ項目を設定する。
出てきた画面(図3)内に、「Welcome!!」と書かれた小窓の画面(図3-2)が表示されているはずです 。
ここで、調べたい統計データを設定します。
では、「カスタムセットを作成」をクリックして、その設定を行いましょう(図4)。
「調査名」は「地域メッシュ統計」を選んでください。「年」は「平成22年」、「集計単位」は、「国勢調査–世界測地系500m」を選びます。そして、「確定」をクリックします。
すると、図5のように、「男女別人口総数及び世帯総数」というタブが表示されます。
そのタブの隣に「未選択」がありますので、今度はその「未選択」をクリックします。
「調査名」と「集計単位」は同じです。「年」だけ「平成17年」に変えてください。
これで、データ項目が設定できましたので、「マップに設定」をクリックしてください。
すると、日本地図が現れる(図6)とともに、左側に、今選んだ統計が、「統計セット」として表示されているはずです(図6-2)。
Step3. 自店の位置を見つける。
次は、自店舗がどこにあるか見つけなければいけません。
地図を動かすには、マウスをクリックしてドラッグします。または、地図の上にある「指定移動」を使うと、自店舗の住所を入れるだけでその場所に行くことができます。
地図を拡大するには、図の左上にある縦長のバー内にある○(図7)を+の側にドラッグします。縮小はその反対方向に動かします。
住所が合っているにもかかわらず、地図を動かしたり、拡大・縮小をしている間に、地図が見えなくなってしまったら、左欄にある「透過率」を「透明」の側に動かしてみてください。地図が見えるようになるはずです。
画面の上方にある「境界選択」をクリックすると、小窓が現れます。そこで「施設住所」をクリックします。ここで、店舗の住所を都道府県、市区町村、そして「施設の住所」を選び、町名・丁目を記述してから「検索」します。
Step4. 集計範囲を決める
そして、集計範囲を決めましょう。ここでは、距離の入力で、「選択された住所地点から半径1000m圏内を選択する」にしておきます(図8)。
Step5. 集計結果、メッシュ別データを見る
では、その画面の「追加選択」をクリックしてください。
ほんのしばらくすると、集計結果が表示されます(図9)。
ここでは、人口総数・男・女・世帯総数の4項目の集計結果が出ていますね。
では、その隣りの「境界一覧」をクリックしてください。こうすると、メッシュ別のデータが表示されます(図10)。
(この画面は右上の「-」ボタンをクリックすると、小さくすることができます。「境界選択」画面も同様です)
Step6. データを色分けして、地図上で分布を見る
地図の上方にある「統計表設定」をクリックしてください。
ほどなく、その画面が表示されます(図11)。
「グラフ設定」で統計項目を変更したり、分布の色や分類方法、その基準となる数値を変えることができます。「境界選択」は右上のxをクリックして消しておきましょう。
この画面の最下にある「適用」をクリックすると、その色分布が表示されます。
また、「ラベル設定」を選んで、ラベル項目の中の「人口総数」にチェックを入れてから、同様に、画面最下の「適用」をクリックすると、各メッシュ毎の人口を表示させることができます。
この色分布と人口を見れば、どこに住民が多いかが一目瞭然となります(図12)。
また、統計表セットで、年次を変えることで、その人口の差異、即ち、増加率が多いか否かをチェックすることができます。