鉄道駅の規模はどうやって推計するか

売上予測 30年の実績

048-711-7195

107-0062 東京都港区南青山2-2-15-942

月~金 9:00~18:00

lv_r

鉄道駅の規模はどうやって推計するか

立地について

2019/08/16 鉄道駅の規模はどうやって推計するか

リスクがあるTGには、公園や競輪・競馬場など季節や期間の限られるものがあります。
大学や専門学校などもやや注意を要します。

 

 

また別に、文字通り、交通施設そのものがTGとなる場合があります。

 

インターチェンジや大型交差点はもとよりTGですが、大都市では、駅は最大のTGです。
その規模は、その駅の乗降数で表すのが最も良いのですが、ことは簡単ではありません。

 

とりわけ最近は鉄道会社間での相互乗り入れが盛んになっており、駅を出ずに別の路線に乗り換えることができたり、駅の改札は出ても、構内からは出ずに、別の鉄道の改札に入れたりします。

純粋に駅の出入り口から出てきて、その街に入っていく人がどの程度いるのか、これを算出することができない駅が非常に多い状況です。

ですので、こうした場合は、駅のTGとしての規模を間接的に表す方法として、駅を中心とした500m圏内の小売業年間販売額や小売業従業員者数などを用いることがあります。

 

要するに、TGは「お金を使う人たちがどれだけいるか」を知るための一概念ですから、そうした統計のほうが現実に即しているわけです。

 

ただし、このやり方にも最近ほころびが出てきました。

 

 

それは、「エキナカ」の存在です。
「エキナカ」とは、ご存知の通り、改札を出ないでも買い物ができる改札内商業施設です。
ところが、これが商業統計には載っていないのです。
今の商業統計は「エキソト」だけの統計だということです。

その証拠に、JR上野駅に「エキナカ」ができてだいぶ立ちますが、ここを中心にした500圏内の小売業年間販売額の統計値は1999年以来694億円から570億円(2004年)と劇的に減っています。
大型の「エキナカ」のある大宮(952億円→833億円)、品川(298億円→135億円)でも同様です。

困ったものです。

 

閑話休題

 

さて、読者のお一人からご質問をいただきました。

要約しますと、
「低価格がすっかり定着してしまったので、低価格をウリにしているスーパーなどの近くでは、高めの商品を扱っている店は出店しないほうが良いでしょうか?」
というものです。

 

TG

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
林原安徳:有)ソルブは、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。

電話 048-711-7195 メール問合せは、こちら
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

TOP