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「動線上にある」ことを数値化するには、角度がたいせつ?!
店舗開発と売上予測(62)「動線上にある」ことを数値化するには・・・
さて、前回は、大型商業施設の近くでも決して油断できない、 「逆TG効果」という現象がありますよ、という話をやや深く話しました。
その話の中で、「駅―TG-あなたの店」という順番は悪いと書きましたが、覚えていますか?
では、「駅-あなたの店―TG」はどうでしょう。 これなら、良いですね。
TGとTGの間にあるんですものね。
TGとTGの間にある、そうです、それが「動線」です。
ですから、お店は、「動線上にある」から、良い立地にあると言い換えることもできます。
ところで、今回は、目先を少し変えて、この「動線上にある」を“数値化”できるということをお話しましょう。
立地を調べ、お店の売上予測を行う人にとって数値化はとっても重要なことです。
ということを、私は20年前から、いろんなところで、言いふらしてきました。 公言してきました。喧伝してきました。
「数値化できない店舗開発や調査は無意味だ」と大袈裟なくらいに言ってきました。
しかし、その数値化を、きちんと行えるようになっている企業はまだまだ、少ないです。
特にこの「動線」は典型的です。
同じ立地に関連する用語では、例えば、「競合状況」というのは「○○km以内の競合店の数」というように定義すれば数値化しやすいですね。
「商圏人口」や「通行量(交通量)」は、それ自体が数字ですから問題はありません。
また、よく問題になる「視界性評価」の数値化。 これも、 「たいへん良く見える=3」 「見ようとすると見える=2」 「見ようとしてもなかなか見えない=1」というように、ちょっと「感性的」ですが、なんとか“数値化”できます (ただし、このやり方がベストというわけではありませんので誤解なく)。
では、動線の場合、どうでしょう。 「動線上にある=3」 「動線上にない=1」 「どちらとも言えない=2」というやり方。 これは絶対間違いとは申しませんが、センスが悪い。
さあ、思い出してください。
ケースA「駅―TG-あなたの店」は悪い=0、で、 ケースB「駅-あなたの店―TG」は良い=1、
という数値化ができたらいいですね。
そうするには、どうしたら良いでしょう。
ヒントを差し上げます。
「あなたの店」を中心に、駅とTGを見てください。 ケースAは、駅とTGはほとんど同じ方向に見えますね。 ケースBはどうですか。 駅とTGは、ほとんど反対方向に見えます。
そうです。
動線を数値化するには、この方向の関係がどうなっているかを数値化すれば良いのです。
ちょっと難しく言うと、「あなたの店―駅」方向 と「あなたの店―駅」方向 その2つの方向が作る角度が0度のときは、悪い(=0)。 180度のときは、良い(=1)。
どうですか、これで数値化できましたね。
90度のときは、ちょうど半分で、0.5になります。
こういうように、立地では、角度がとても重要になってきます。
ですから、特別に 「アングルが重なっている」とか「アングルが正反対」いう言っても良いでしょう。
ところで、クルマのドライバーから見て、街路樹が見えているアングルと、店や看板が見えているアングル、これが重なっていると「要注意」という訳ですな。
23/06/12
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21/08/04
21/08/03
21/08/01
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店舗開発と売上予測(62)「動線上にある」ことを数値化するには・・・
さて、前回は、大型商業施設の近くでも決して油断できない、
「逆TG効果」という現象がありますよ、という話をやや深く話しました。
その話の中で、「駅―TG-あなたの店」という順番は悪いと書きましたが、覚えていますか?
では、「駅-あなたの店―TG」はどうでしょう。
これなら、良いですね。
TGとTGの間にあるんですものね。
TGとTGの間にある、そうです、それが「動線」です。
ですから、お店は、「動線上にある」から、良い立地にあると言い換えることもできます。
ところで、今回は、目先を少し変えて、この「動線上にある」を“数値化”できるということをお話しましょう。
立地を調べ、お店の売上予測を行う人にとって数値化はとっても重要なことです。
ということを、私は20年前から、いろんなところで、言いふらしてきました。
公言してきました。喧伝してきました。
「数値化できない店舗開発や調査は無意味だ」と大袈裟なくらいに言ってきました。
しかし、その数値化を、きちんと行えるようになっている企業はまだまだ、少ないです。
特にこの「動線」は典型的です。
同じ立地に関連する用語では、例えば、「競合状況」というのは「○○km以内の競合店の数」というように定義すれば数値化しやすいですね。
「商圏人口」や「通行量(交通量)」は、それ自体が数字ですから問題はありません。
また、よく問題になる「視界性評価」の数値化。
これも、
「たいへん良く見える=3」
「見ようとすると見える=2」
「見ようとしてもなかなか見えない=1」というように、ちょっと「感性的」ですが、なんとか“数値化”できます
(ただし、このやり方がベストというわけではありませんので誤解なく)。
では、動線の場合、どうでしょう。
「動線上にある=3」
「動線上にない=1」
「どちらとも言えない=2」というやり方。
これは絶対間違いとは申しませんが、センスが悪い。
さあ、思い出してください。
ケースA「駅―TG-あなたの店」は悪い=0、で、
ケースB「駅-あなたの店―TG」は良い=1、
という数値化ができたらいいですね。
そうするには、どうしたら良いでしょう。
ヒントを差し上げます。
「あなたの店」を中心に、駅とTGを見てください。
ケースAは、駅とTGはほとんど同じ方向に見えますね。
ケースBはどうですか。
駅とTGは、ほとんど反対方向に見えます。
そうです。
動線を数値化するには、この方向の関係がどうなっているかを数値化すれば良いのです。
ちょっと難しく言うと、「あなたの店―駅」方向 と「あなたの店―駅」方向
その2つの方向が作る角度が0度のときは、悪い(=0)。
180度のときは、良い(=1)。
どうですか、これで数値化できましたね。
90度のときは、ちょうど半分で、0.5になります。
こういうように、立地では、角度がとても重要になってきます。
ですから、特別に
「アングルが重なっている」とか「アングルが正反対」いう言っても良いでしょう。
ところで、クルマのドライバーから見て、街路樹が見えているアングルと、店や看板が見えているアングル、これが重なっていると「要注意」という訳ですな。