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相関の求め方と「市場力」にふさわしい相関とは
もし、そこに「分析ツール」がないようなら、マイクロソフトオフィスをインストールしたCDを用意して、エクセルのインストールをする必要があります。
このあたりの詳しいことは、[ヘルプ]をクリックするか、システムの詳しい方にお聞きになると良いでしょう。どうしても、わからない場合は、弊社に直接電話してくださってもけっこうです。
さて、[分析ツール]の中の[相関]を使わなくても、相関を求めることができます。
それは、CORREL(「コーレル」と呼んでいます)という関数を使うやり方です。
例えば、使っていない任意のセルの中に、=Correl(範囲A、範囲B) のように入力します。
範囲Aや範囲Bは、エクセルシート内でマウスをドラッグして入力することをお勧めします。
例えば、売上げのデータが、B4からB10まで記入されているなら、B4でマウスをクリックして、そのクリック状態のまま、B10までドラッグします。 同じように、各店の商圏データ(市場力の指標の候補)を1列だけドラッグします。 こうすると、=Correl(範囲A、範囲B) が入ったセルに、「相関係数」が表示されます。
相関係数とは、-1から1までの小数で表示されます。
例えば、0.5672 とかのように表示されます。
この相関係数の意味は、1に近い小数であればあるほど、相関が高いことを意味します。
例えば、個人の「身長」と「体重」の相関を10人分でもとると、0.995のような値が出ます。
町の「人口」と「世帯数」でも、0.999のように限りなく「1」に近い値になります。
これだけ「1」に近いと、それらの項目は、ほとんど同じであるという結論になります。
もちろん、「身長」と「体重」にせよ、「人口」と「世帯数」にせよ、意味はまったく異なります。
しかし、「身長」と「体重」はいずれも人間の「体格」を表しており、「人口」と「世帯数」は、いずれも「人的な規模」を表している。
そういう意味では「同じ」です。
ところで、相関が0.5とか0.7とかの場合はどうでしょう。
このあたりが微妙なところです。
サンプル数が少ない場合は、あまり相関があるとは言いがたい。
でも、サンプル数が30もあったら、相関がないとも言い切れない。そんな感じです。
こうやって、店の売上げと相関が「高い」商圏データが一つでも見つかれば、それを市場力と考えれば良いのです。
余談になるかもしれませんが、相関係数が、負の値になる場合もあります。
極端な場合は、-0.998などという相関もあります。 たとえば、「人口」と「耕作面積」を町別にデータ化すると、場所によってはこうなります。現代は、自給自足の時代ではありませんから、人口が多いと、それだけその町の「耕作面積」は少なくなります。 つまり、一方のデータの値が大きくなると、もう一方のデータの値が小さくなる。そういう関係を、負の相関(マイナスの相関)と言います。
さて、こうやって、商圏データ(指標)に対して次々と売上げとの相関を求めていくと、相関係数の大きなものから小さなものまでたくさんあることが分かります。
もちろん、相関係数が高い指標ほど、市場力の候補として挙げることができます。
しかし、相関係数が高ければ、それでいいか、というとそれほど単純なことは言えません。
とりわけ、サンプル数が少なかったりする場合は慎重な態度が大切です。
データをひとつひとつ見ていき「市場力」として相応しい指標になりえるかをよくよく吟味しなければいけません
ところで、前回の最後に書いた2003年発売の「統計てきめんVer1.0」の致命的な問題ですが、
(気になっている方もいるかもしれませんので、)ここで明らかにしておきます。
それは、「地図が搭載されていなかった」ことです。
ですから、統計てきめんだけでは、集計ができず、集計地点を特定してもらうために、市販の地図を購入してもらう必要がありました。
また、地図がないために、任意の形の地域(多角形)での集計もできませんでした( この致命的な問題をクリアーしたものが、今販売している「統計てきめん2プレミア」です)。
23/06/12
22/05/20
21/12/30
21/08/04
21/08/03
21/08/01
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21/07/09
21/07/08
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もし、そこに「分析ツール」がないようなら、マイクロソフトオフィスをインストールしたCDを用意して、エクセルのインストールをする必要があります。
このあたりの詳しいことは、[ヘルプ]をクリックするか、システムの詳しい方にお聞きになると良いでしょう。どうしても、わからない場合は、弊社に直接電話してくださってもけっこうです。
さて、[分析ツール]の中の[相関]を使わなくても、相関を求めることができます。
それは、CORREL(「コーレル」と呼んでいます)という関数を使うやり方です。
例えば、使っていない任意のセルの中に、=Correl(範囲A、範囲B) のように入力します。
範囲Aや範囲Bは、エクセルシート内でマウスをドラッグして入力することをお勧めします。
例えば、売上げのデータが、B4からB10まで記入されているなら、B4でマウスをクリックして、そのクリック状態のまま、B10までドラッグします。
同じように、各店の商圏データ(市場力の指標の候補)を1列だけドラッグします。
こうすると、=Correl(範囲A、範囲B) が入ったセルに、「相関係数」が表示されます。
相関係数とは、-1から1までの小数で表示されます。
例えば、0.5672 とかのように表示されます。
この相関係数の意味は、1に近い小数であればあるほど、相関が高いことを意味します。
例えば、個人の「身長」と「体重」の相関を10人分でもとると、0.995のような値が出ます。
町の「人口」と「世帯数」でも、0.999のように限りなく「1」に近い値になります。
これだけ「1」に近いと、それらの項目は、ほとんど同じであるという結論になります。
もちろん、「身長」と「体重」にせよ、「人口」と「世帯数」にせよ、意味はまったく異なります。
しかし、「身長」と「体重」はいずれも人間の「体格」を表しており、「人口」と「世帯数」は、いずれも「人的な規模」を表している。
そういう意味では「同じ」です。
ところで、相関が0.5とか0.7とかの場合はどうでしょう。
このあたりが微妙なところです。
サンプル数が少ない場合は、あまり相関があるとは言いがたい。
でも、サンプル数が30もあったら、相関がないとも言い切れない。そんな感じです。
こうやって、店の売上げと相関が「高い」商圏データが一つでも見つかれば、それを市場力と考えれば良いのです。
余談になるかもしれませんが、相関係数が、負の値になる場合もあります。
極端な場合は、-0.998などという相関もあります。
たとえば、「人口」と「耕作面積」を町別にデータ化すると、場所によってはこうなります。現代は、自給自足の時代ではありませんから、人口が多いと、それだけその町の「耕作面積」は少なくなります。
つまり、一方のデータの値が大きくなると、もう一方のデータの値が小さくなる。そういう関係を、負の相関(マイナスの相関)と言います。
さて、こうやって、商圏データ(指標)に対して次々と売上げとの相関を求めていくと、相関係数の大きなものから小さなものまでたくさんあることが分かります。
もちろん、相関係数が高い指標ほど、市場力の候補として挙げることができます。
しかし、相関係数が高ければ、それでいいか、というとそれほど単純なことは言えません。
とりわけ、サンプル数が少なかったりする場合は慎重な態度が大切です。
データをひとつひとつ見ていき「市場力」として相応しい指標になりえるかをよくよく吟味しなければいけません
ところで、前回の最後に書いた2003年発売の「統計てきめんVer1.0」の致命的な問題ですが、
(気になっている方もいるかもしれませんので、)ここで明らかにしておきます。
それは、「地図が搭載されていなかった」ことです。
ですから、統計てきめんだけでは、集計ができず、集計地点を特定してもらうために、市販の地図を購入してもらう必要がありました。
また、地図がないために、任意の形の地域(多角形)での集計もできませんでした( この致命的な問題をクリアーしたものが、今販売している「統計てきめん2プレミア」です)。