お客さまは店の存在を知覚してから、来店する

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お客さまは店の存在を知覚してから、来店する

立地について,視界性・看板

2019/06/21 お客さまは店の存在を知覚してから、来店する

人によって、来店頻度はみな違います。
しかし、調査してみると、人はみなそれぞれに「特定の店」に対する来店頻度はほとんど一定なのです。月1回程度の人は、どれだけ時間が経っても、月1回程度ということです。月1回程度が週1回程度、そして2,3日に1回というように、都合良くは変わってくれないのです。

 
もちろん、店で販売促進活動を強烈に行えば、その期間だけ多くの人の来店頻度は上がるかもしれません。しかし、それが終わればまた元に戻る。これが、一般的な現象です。
では、なぜ、人は人それぞれに一定の来店頻度があるのでしょう。

 
それは、もちろん、その人の置かれた環境、その人の習慣などがみな違うからであって、「一定」であるのは、その人の日常が「一定」であるからと考えることができますね。
人それぞれ違った行動をしているとはいっても、それは来店頻度に関してであって、行動には共通している大事なことが一つだけあります。

 
何だかわかりますか?

 

 

今日初めて来店した人も、週1回来てくれる人も、月1回の人も、半年に1回の人も、来店する直前に、“必ずその店を知覚していること”です。

 
たまたまの人も、探し歩いて来た人も、友人に誘われて来た人も、みな、その店の存在(看板とは限りません)を知覚してから、来店しています(泥酔者は別です)。
逆に言えば、もし、この“知覚”がなかったとしたら、来店しません。

TG

すると、こう考えることはできませんか?
人それぞれに、その店に対する魅力の度合い、行こうとする意欲の度合いが異なっている。しかし、知覚の“量”がある一定の水準を超えると、「来店行動」が起きる、と。
それは、鹿威し(シシオドシ)のイメージです。

 
石庭にある竹筒で作られたあれです。注がれた水が一定以上なると傾いて石版に当たり「カコーン」と音を発するあれです。
注がれる水が少なければ、音の頻度は少なくなり、注がれる水か多ければ、音の頻度は多くなります。
それと同じで、店を知覚する機会、“量”が多くなれば、人々の頻度そのものを増やすことが可能となります。
“人そのものを集め、静止させ、知覚させやすくする”のは、TG(ティージー;交通発生源)が行います。しかし、それだけでは、知覚の「量」を増やすには不十分です。

 
“店を知覚する”こと、これにもっと踏み込んでみましょう。
そうすると、それは、“店自体が知覚しやすく”、“人々が知覚しやすい状況に置かれている”こと、この2つの側面に分けて考えることができます。

 

 

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