500mとか、1km、2km が商圏の「本当の」実態です。

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500mとか、1km、2km が商圏の「本当の」実態です。

立地について,商圏

2019/06/05 500mとか、1km、2km が商圏の「本当の」実態です。


もう知っている人の方が多いと思うけれど、大事なことだから、どうしても書いておきたいことがあります。

 

それは、商圏の広さについて。
それに、
なぜ、私がさかんに(しつこいほどに)「統計てきめん」を勧めるのか、その理由もわかるはずですから(笑)。

 

 

ある有名なチェーンの社長が言っておりました。

 

その社長は、有名な飲食店のチェーンを経営していました。

 

 

「先生、うちのお客さんは30キロ離れたところからも来るんですよ
この間なんか、あんまり味が好みというのでわざわざ神戸から食べに来た人もいましたよ」

 

 

こういう話はよく耳にしないだろうか?

 

 

「わざわざ○○からも、お店に買いに来る」類の話しである。

 

確かに、これらは、間違いではない。事実に違いない。

 

しかし、肝心なことを忘れてはならない。

 

 

それは、“商圏”の範囲ではないということだ。偶々(たまたま)そこから来店したに過ぎない。

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詳しい説明は、ここでは省くが、

 

飲食店の商圏は、半径「2km」である。ローカルな場所でせいぜい「3kmとか5km」です。これが、実際に調査した結果だから本当のことです。

 

 

都会では、「1km」あれば広いほう。

コンビニなどに至っては、200mとか300mだ。100mというのも。

 

店の売り上げの70%以上が構成されている範囲、それが商圏。

 

 

だから、500mとか2kmというのは、きわめて重要な距離なのです。

 

 

 

ところが、今まで、そんな狭い範囲での人口は、わかりませんでした。

宣伝になるけれど、「統計てきめん」では、500メートルおきにわかります。
それが国から公表されている最小単位の大きさです。

 

昔から、簡単にわかったことは、市区町村の人口です。

 

知りたい市区町村の「統計課」に電話すれば、すぐに答えてくれるし、
県別や市町村別のデータブックなら安く市販されているからです。

 

 

だから、昔から、「この店の商圏人口は『○○市』の3分の2と、『○○町』の全体が含まれますから、○○○人になります」

と答える「調査会社」が多かったですし、今でも多い。

 

 

こういう文に出会うと「いったい何キロを商圏にしてるのー?」

と大声を出したくなるのです。

 

 

市区町村といったら、どんなに小さくても、数十平方キロメートルはありますよね。
その3分の2なんて、あんまりにも大雑把すぎませんか。それは広すぎるって。

 

 

お店の売り上げの「大部分」を支えてくれる商圏は、そんなに広くはありません。

 
500mとか、1km、2km が商圏の「本当の」実態なのです。

 

だからその狭い範囲に、どれだけ、有望な顧客、ロイヤリティの高い顧客がいるか。
これが、出店するにせよ、販売促進をかけるにせよ、
愛想をふりまくにしろ(笑)、とっても重要。
その狭い範囲の人口や人々の特徴を捕まえることができるのは、自慢してしまうけれど「統計てきめん」だけ。だから、何度も口酸っぱくして言ってしまう。
言い過ぎではありません。

 

 

ソフトに何百万、何千万も出せるならば、同じことができるかもしれないが、それは「高いおもちゃ」を買わされているだけです。使いこなすのはほとんど不可能に近いはず。

自転車で済むような距離を、音速のジェット戦闘機を操縦していくようなものです。

 

 

「音速のジェット戦闘機」を買ってしまった会社の90%以上は、今や、使われず埃をかぶっているか、どっかの森林か砂漠に墜落している。これ、ほんとうの話しです。

 

 

「自転車」の便利さは、使った人でないとわからないと思うが、お店の周囲に住む人たちの実態を知るには、これに勝るものはない。

だから、お店を持っていて、まだ自転車を持っていない人は、「自転車」を手にとってみる(または、デモを目で見る)ことをお勧めします。

 

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