見えている「はず」が一番よくない

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見えている「はず」が一番よくない

立地について,視界性・看板

2019/06/02 見えている「はず」が一番よくない

 

 

食べ物屋であれば、自店舗が提供している商品(料理)の味見は必ずするに違いない。
しかし、「立地」はどうだろう。
なかでも、視界性はどうだろうか? ロードサイドで話そう。

その物件を借りる契約をする前に、どこに、どのように看板や店舗を配置すると、きちんとどのドライバーからも「見える」ようになるか、あなたはきちんとチェックしているだろうか?
店舗の入り口間口が、どちらに向かっていると、より店舗が立派に見えるか、まで考えて、敷地内の店舗の位置を考えているだろうか?

また、あなたは、街路樹の存在に気づいているだろうか?
特に、冬場は街路樹が気にならないことがよくある。
それは、銀杏のような落葉樹が街路樹として使われているケースが多いからだ。
かく言う私も「街路樹」を見落として、クライアントの手前、恥ずかしい思いをしたことがある。

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街路樹は、年間を通して、或いは、その春夏秋の3シーズンにかけて、大きな視界障害となる。
もちろん、他にもさまざまな視界障害があるが、街路樹ほど、視界を妨げるものはない。

店前の自動車の平均スピードはどうだろうか?
スピードは速いほど、近いものには目が行かない。
視野が狭くなるからだ。遠くのものを見ようとする。
ではどのくらい遠くから見えるだろうか。100メートルか、200メートルか?

さらに注意すべきは、店のある場所、そして看板の立っている場所を「予め知っている人」と、「まったく知らない人」、「関心のない人」は、それぞれ見え方が違うということだ。

「関心のない人」を含め、誰からでも、否応なく見えるというのが、一番良い視界性である。
「予め知っている人」しか見えないというのは、「見える」うちに入らない。
ましてや、その「知っている人」でも見えない、というのは、論外である。
実際、こういう物件が、ロードサイドでは、ありがちなのだ。

自分で車を走らせてみて、あるいは助手席に座って乗ってみて、店や看板がどのように見えているか、必ず確認、あるいは、事前に想定することをお勧めする。

また、看板業者を選ぶときには、単に看板のデザインがどうなるかばかりでなく、物件のある現地を視察して写真を撮り、看板が店の100メートル手前から、どのように見えるようになるか、そういうシミュレーション図も添付して提案してくる業者を選ぶようにすれば万全である。

実際に見もしないで「見えているはず」、写真シミュレーションもしないで「見えるはず」は、一番良くない。

 

 

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