ちょっと“商業統計”について オレンジジュリアス,ホワイトキャッスル,森永ラブ、ドムドム、100円バーガー

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ちょっと“商業統計”について オレンジジュリアス,ホワイトキャッスル,森永ラブ、ドムドム、100円バーガー

立地について

2019/05/19 ちょっと“商業統計”について オレンジジュリアス,ホワイトキャッスル,森永ラブ、ドムドム、100円バーガー

 

立地コラム(21)ちょっと“商業統計”について

 

今回は、商業統計とりわけ、“小売業年間販売額”の重要性について、説明しておきたい。
これは、「万円」単位で公開されている。
これを、半径500メートルの円で集計する。もちろん、その円の中心は、お店のある場所である。
そうすると、その集計された“小売業年間販売額”は、お店の売上げと強い相関関係にあることが一発でわかる
(ただしこの場合のお店とは、マクドナルドとか吉野家といったファストフード(30店舗以上あるチェーンをさします)。
つまり、東京で言えば、新宿や渋谷、池袋、大阪なら梅田や心斎橋の“小売業年間販売額”は大きい、と同時に、そういう地域に出店した店は、売上げも大きい。
逆に、“小売業年間販売額”が50億円くらいしかないような地域は、店の売上げも低い。
こういうことが相関関係にはっきり現われてくる。

これは私見だが、たぶん正しいと思うので書き加えておきたいことがある。
それは、マクドナルド以外の多くのハンバーガーチェーンが淘汰されてしまった原因についてである。
今は数えるほどしかチェーンがないが、2、30年前は違った。

それこそ、多くのハンバーガーチェーンがあった。
たとえば、イギリスから来た「ウインピー」はご存知だろうか?
店の規模は現存するモスバーガーやフレッシュネスバーガーに似ていた。
その頃、全国で100店近く展開していたが、いつしか全滅した。
「オレンジジュリアス」、あるいは「ホワイトキャッスル」という格好いい名前のハンバーガーチェーンもあった。

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メイドイン日本なら、「森永ラブ」、「ドムドム」、「100円バーガー」というのもあった。
他にもたくさんのチェーンがあったが、そのほとんどが絶滅してしまったり、「絶滅危惧種」になってしまった。

彼らに共通した立地戦略の一つは、「商店街への出店」であり、この戦略が彼らに致命傷を与えたのだ。
なぜなら、
「商店街」の多くは、“小売業年間販売額”が50億円程度で、200億円もあれば大きいほうであるが、しかし、すでに記述したように、この程度のリトルマーケットで、高い売上げなど期待できるはずもない。わざわざ、死にに行くようなものだったからである。

しかし、マクドナルドは、そのことをいち早く知っていた。
ある調査部員が、たまたま都庁の資料室で「東京の商業集積地域」(東京都発行、当時4390円)という冊子を見つけた。
そして、ここに掲載されていた地域の“小売業年間販売額”と、その地域にあるお店の売上げを比較することでわかったのだ。

「店の売上げが高い地域の小売販売額は大きい。地域の小売販売額が低いと店の売上げも低い」
言い換えると
「店の回り(の店)が売れていれば、自分の店も売れる。回りが売れなければ売れない」

考えてみれば、当然のことだが、
しかし、それを、数字を根拠にして、見出したことが凄いことだ。

その後、“小売業年間販売額”は、各市町村の統計課に行けば、「町丁目」別に集計されていることがわかった。
そこで、マクドナルドでは、2、3年に1度の頻度で、その“小売業年間販売額”を各市町村の統計課に出向いて、手書きで写してくるという作業が慣例化した。

この非効率な作業は1970年代後半からマクジス(マクドナルド専用の地理情報システムMacGIS)を完成させる1990年代半ばまで20年間続いた。

どんなに人通りが多く(通行量が多く)ても、“小売業年間販売額”が200億円未満なら出店しない。出店する場合は、家賃や建設費を限界まで下げる。
いち早くこうした出店原則を打ち立てたから、マクドナルドは生き延びることができた。

・・・と、ここまでが、林原の私見である。

さて昨今はどうだろう?
林原は機会あるごとに口を酸っぱくして言い続けてきたが、未だにこの原則を知らないチェーン店は多い。
あるいは、こうしたことを知っていたとしても、実際の数字を算出できないところも多い。
これでは、先が思いやられる。
まだまだ、多くの撤退チェーンが出るのだろう。

しかし、このコラムを読んだ読者はそういう失敗はしないに違いない。
今なら、マクドナルドが行っていた非効率な作業を肩代わりしてくれるソフトウェアがあるからだ。ただし、これらはそのほとんどが、高額で操作が難しい。導入するには相当な覚悟が要るだろう。

簡単に操作できて、安価なソフトが欲しい。
そういう企業、起業家なら、弊社の“統計てきめん”をお勧めする。
“小売業年間販売額”の集計に「1秒」もかからない。
操作はいたって簡単である。日本全国どこでも集計できる。

コスト節約と出店精度アップのために“統計てきめん”を貴社も導入することをお勧めする。

【前回の答え:東京における「超広域マーケット」は、[新宿]・[渋谷]・[池袋]・[銀座]のほかは、[上野(御徒町)]と[秋葉原]を加えて6地域。また、銀座の延長で、[日本橋]や[日比谷]を入れる場合もある】

 

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