重回帰分析をうまくやるコツ:まとめ

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重回帰分析をうまくやるコツ:まとめ

売上予測

2019/01/16 重回帰分析をうまくやるコツ:まとめ

売上予測をエクセルで極める その94 重回帰分析
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分析ポイント(10)コンピュータ(ソフトウェア)に任せきりにしない
重回帰分析に用いるソフトウェアの中には、「自動選択法」という機能がついていて、たくさんの説明変数の中から、統計的に間違っていないと言える説明変数だけを見つけてくる。
やや詳しく言うと、ある説明変数をモデルに加えて、相関係数が高くなるなら採用し、低くなるなら不採用とする機能です。人間は何も考えないで良いので、便利で簡単です。
しかし、こうして出てくる売上予測モデルは、だいたいが、箸にも棒にもかからないシロモノになります。競合指標の係数がプラスだったり、商圏人口がマイナスだったり。
一つ一つの説明変数を見ながら、残差の大きいサンプルを照らしながら人間が一歩一歩分析していく方が必ず良いもの(精度の高いもの)ができるものです。

まとめ
以上、10つの分析ポイントを挙げましたが、これらは典型的なものばかりで、実際に分析するとなると次々と注意しなければならないことが出てきます。しかし、それらは分析を多数行っていくうちに自然とクリアーできるでしょうし、もし、そうならなければ、分析のセミナーに行ったり、熟達者を探して聞いたりすることをお勧めします。

さて、今回で、“売上予測ができるようにしよう”という連載は一区切りとさせていただきます。次回からは、また、立地の基礎、原則について改めてお話ししていく連載と致しましょう。

重回帰分析 10のポイント
(1)サンプル数は少ないところからはじめます。
(2)データには必ずミスが入り込む。
(3)内部相関の高いデータは使わない。
(4)説明変数は少ないほど良い。
(5)後からデータを無根拠に改変するのはNG
(6)まずは、常識をきかせること
(7)サンプル店舗は統計的にうまく絞ること
(8)サンプル店舗を削ってはいけない
(9)相関係数に拘り過ぎてはいけない
(10)コンピュータ(ソフトウェア)に任せきりにしない

 

 

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