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市場シェア率法4 各店の魅力度を合計で割って出すのが「シェア率」
このやり方は、どんな店も同じ魅力度があるという前提に立っています。でも、実際はそういうことはありませんね。魅力度の高い店もあればそうでない店もあります。 ということになると、魅力度を数字にしなければなりません。 その一例を示します(図3)。まず、比較する店舗を決めます。もちろん、①で選択した範囲内で自分と同じ業種業態の店をすべて挙げることです。ここでは5店舗+「私の店」ということにしましょう。 そして、お客が店を選ぶ基準となりそうな項目を列挙します。少なすぎても多すぎてもいけません。この事例では、「A客席数得点」、「B味・品質」、「Cサービス」、「D清潔さ」、「Eその他のバリュー」の5つにしました。客席数は多いほどお客が入れるので、最も客席数の多い店の得点を10にして、それぞれの店のA客席数得点を求めます。B~Dは、いわゆるQSCですのでおわかりですね。評価表を使って10点満点で記入します。「Eその他のバリュー」は、QSC以外の長所があったら加算する項目です。例えば、「そば打ちの実演をしている」とか、「昼時間帯に安価なセットメニューがある」とか、「よくテレビや雑誌で紹介される」、「専用のホームページがある」というような客観的なプラス面を得点化します。 こうしてまずA~Eの合計点を出します。 さて、これに少し立地上の要因も加味しましょう。分かりやすい例として、ここでは最寄駅からの距離を使いました。駅に近い方がお客には便利ですから、距離が長い方が不便。つまり、合計点をこの距離で割ると、総合的な「魅力度」が出ますね(ここでは、全部に100を掛けて値が小さくなり過ぎないようにしています)。 こうして算出された魅力度の合計を出しましょう。ここでは、181.7 と出ました。これを魅力度合計と言います。各店の魅力度をこの魅力度合計で割って出た比率値、そうです、これが「シェア率」になります。 「私の店」のシェア率は、21% ですね。
23/06/12
22/05/20
21/12/30
21/08/04
21/08/03
21/08/01
21/07/31
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21/07/08
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このやり方は、どんな店も同じ魅力度があるという前提に立っています。でも、実際はそういうことはありませんね。魅力度の高い店もあればそうでない店もあります。
ということになると、魅力度を数字にしなければなりません。
その一例を示します(図3)。まず、比較する店舗を決めます。もちろん、①で選択した範囲内で自分と同じ業種業態の店をすべて挙げることです。ここでは5店舗+「私の店」ということにしましょう。
そして、お客が店を選ぶ基準となりそうな項目を列挙します。少なすぎても多すぎてもいけません。この事例では、「A客席数得点」、「B味・品質」、「Cサービス」、「D清潔さ」、「Eその他のバリュー」の5つにしました。客席数は多いほどお客が入れるので、最も客席数の多い店の得点を10にして、それぞれの店のA客席数得点を求めます。B~Dは、いわゆるQSCですのでおわかりですね。評価表を使って10点満点で記入します。「Eその他のバリュー」は、QSC以外の長所があったら加算する項目です。例えば、「そば打ちの実演をしている」とか、「昼時間帯に安価なセットメニューがある」とか、「よくテレビや雑誌で紹介される」、「専用のホームページがある」というような客観的なプラス面を得点化します。
こうしてまずA~Eの合計点を出します。
さて、これに少し立地上の要因も加味しましょう。分かりやすい例として、ここでは最寄駅からの距離を使いました。駅に近い方がお客には便利ですから、距離が長い方が不便。つまり、合計点をこの距離で割ると、総合的な「魅力度」が出ますね(ここでは、全部に100を掛けて値が小さくなり過ぎないようにしています)。
こうして算出された魅力度の合計を出しましょう。ここでは、181.7 と出ました。これを魅力度合計と言います。各店の魅力度をこの魅力度合計で割って出た比率値、そうです、これが「シェア率」になります。
「私の店」のシェア率は、21% ですね。