市場シェア率法2 市場の範囲はなるべき広く設定する

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市場シェア率法2 市場の範囲はなるべき広く設定する

売上予測

2018/12/29 市場シェア率法2 市場の範囲はなるべき広く設定する

売上予測をエクセルで極める その60 市場シェア率法
ところで、センターは図1のようにさらに詳しく統計をとっています。日本全体で、すし店は1兆2857億円、そば・うどん店は1兆640億円。居酒屋等で9936億円です。
先ほどと同様に1人当たりに換算すると、すし店は1万100円、そば・うどん店は8300円、居酒屋等は7800円です。
そして、さらに計算すると人口3万人の町なら、すし店の市場(マーケット)規模は3億300万円、そば・うどん店で同2億4900万円、居酒屋等の店で同2億3400万円ということになります。
どうです。わかりやすいでしょう。
問題はこれからです。
地理的に、どこまでの範囲を選択するかです。
仮に、その町の周囲が山や海で囲まれていて、流入と流出が同じなら難なく、その町だけを選択すれば良いのですが、実際はそんな簡単ではありません。
とりわけ都市部に近づくほど、町と町の境界はあいまいになってきますし、流出超過または流入超過の町が多くなってきます。
この解決法は限られています。まず、第一は、なるべく広い範囲を選択することです。
そうして、明らかに分断している山や川、海、広い空間があるところで境を設定することです。そうすると、市全体になってしまったり、時には、県全体になってしまったりもします。
第二の方法は、そうした物理的な分断や空間を無視して、単純に半径○○kmと円を描いたり、時速40kmで15分走行できる範囲というようにしてしまうことです。
そして、その範囲内の人口を算出します。これに、カテゴリー別の「1人当たりの飲食店利用金額」を掛ければ、一応、市場規模を計算できます。ちょっと乱暴のような気がしますが、実務的にはこうするしかありません。

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