「コバンザメ商法」は大型店がTGとなる立地で商売すること

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「コバンザメ商法」は大型店がTGとなる立地で商売すること

売上予測

2018/12/16 「コバンザメ商法」は大型店がTGとなる立地で商売すること

 

ところで、TGは店の売上を左右する最大の立地要因です。近くに大きいTGがあるかないかで店が存続できるか、撤退を余儀なくされるのです。ですから、少しでも大きなTGを見つける必要があります。複数あればなお良い。
たとえば、最近では、駐輪場がTGとしてたいへん寄与していることもわかってきました。とりわけ、駅のすぐ近くでの駐輪を禁止しているような場合、駅からはやや離れた場所に大きな駐輪場が用意してあることがしばしば見受けられます。
そうなると、この駐輪場こそ駅の代わりになるTGとしての力を発揮するのです。もちろん、この場合のTGの大きさは収容できる自転車数ということになります。

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自店に影響を与えるTGが、大型小売店のような商業施設であるときは、まさしく「コバンザメ」商法ということもできます。スーパーマーケットの近くにコンビニエンスストアやお総菜専門店が出店していて驚いたことはありませんか?「なぜスーパーで売っているものをわざわざ別の店でも買おうとするのだろう」そういう感想を持ったことはありませんか?
確かにそういう不思議さがあります。競合するはずの商品が競合していない。むしろ小さい店にとって大きな店は、より多くのお客様を集めてくれる存在です。
よく言われることがあります。
「新しいスーパーができると多くの店舗のお客が減って経営が苦しくなるけれど、不思議と八百屋/果物屋だけはそういうことがまったくない。共存どころか、より繁盛する。」
このことの確実な裏付けはとれていませんが、筆者も同じ感想を持っています。

 

TG(交通発生源)はコバンザメ商法を拡大したものです。駅、大型交差点、学校、レジャー施設、公園そして駐輪場、こうしたさまざまなサメ=TGの近くにいれば外敵(同業店・ライバル店)から守られる。
ただし、そのためには、TGから直接見える(視界性が良い)、TGとTGとの動線上にあるなどの立地条件を満たしていなければなりません。

 

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