市場拡大してから、競争力の違いで売上が決まる

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市場拡大してから、競争力の違いで売上が決まる

売上予測,商圏

2018/11/07 市場拡大してから、競争力の違いで売上が決まる

この市場拡大は、1店から2店になるときに、最低1・4倍になることが検証されています(1店の倍の売上げを100とした場合は140になるという意味です)。

 

(ところで、なぜ、1.4倍であって、1.2倍でもなく、1.3倍でもなく、1.5倍や1.6倍でもないのか、こうした疑問を持つかもしれません。この理由は実は分かっていません。ですが、たくさんの事例を基にこの「1.4」という数字が見つかったのです。不思議な数字です。

さらに言うと、これは1店舗の場所に2店舗目がオープンしたときの市場拡大ですが、もし、1店舗が3店舗になった時はどうでしょう。この場合は1.7倍になっています。そして、4店舗になった時に2倍になっていて、それぞれの規則性のようなものまで見つかっています。つまり、2店舗になる時1.4、3店舗になる時1.7、4店舗になる時2.0 をよーく見てください。それぞれ、1.4=2の平方根=1.4214・・、1.7=3の平方根=1.732・・、2.0=4の平方根になっていますね。つまり、これは、n店になった時は、nの平方根 倍になるという規則性があると見ることができます)。
こうしたことがあるから、例えば、古本店がたくさん集まって古本屋街ができると多くの同好者が集まりやすく、どの店も繁盛しやすくなります。

 

こういう例はたくさんあります。

 

こうした現象を説明するには、同業店同士で力を合わせてより多い客を呼ぶ。

 

そういう結果になっている、と考えざるを得ません。そうなると、同業店は“敵”どころか、“有力な味方”と考えなければいけませんね。
では、どうして、大きな売上減少があるのでしょう。

 

それは、市場拡大の比率が2ではなく、1・4だからです。二つの同業店が同じ魅力ならば、それぞれの売上げは1・4÷2で、0・7になるからです。
つまり、3割もダウンしてしまうことになります。

 
しかし、問題はここからなのです。

もし、この場合でも、相手の同業店より、自店舗の魅力度合がひじょうに大きいような場合、売上減少は起きないのです。

 

つまり、競争力が高い場合です。[ 同業店が0・5対して自店が1・5 ] と3倍の競争力があるならば、

 

売上は0・7×1・5=1.05 となります。つまり、5%増える。 影響を受けないどころか、若干の増加が起きます。

 
こういった関係は、飲食店のみならず、多くの業種業態で検証されています。

 

 

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