東京 TGであぐらをかけば、負ける。(2/2)飲経10MAY

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東京 TGであぐらをかけば、負ける。(2/2)飲経10MAY

飲食店経営

2018/09/04 東京 TGであぐらをかけば、負ける。(2/2)飲経10MAY

つまり、TGの近くや動線上であれば、立地にあぐらをかかなければ、繁盛店にすることができるのです。あぐらをかいていれば、同業店=ライバル店が近くにできると、あっと言う間にお客様を奪われてしまいます。昔ながらの酒屋さんが、近くにお酒も売っているコンビニエンスストアができただけで、潰れてしまいます。コンビニのほうが安いとか品数が豊富とか、そんなことは滅多にないでしょう。それでも地元の酒屋さんのほうが潰れてしまう。

 

ところで、TGに近い、とはどういうことでしょう。まず、①物理的に近いことですね。30メートルとか、50メートル。その物件のある場所からTGが見える。そういった近さを言います。

②もう一つは、動線上にあることですね。

そのためには、もう一つのTGがないといけない。一方が鉄道駅なら、もう一方はスーパーマーケットだったり、あるいは、信号のある大きな十字路だったりします。そうすると、駅とスーパーマーケットの間、駅と十字路との間に、動線が生まれます。ですから、この動線上にあること、この動線上を歩く人達に、お店がよく見えること(これを、「視界性が良い」と言います)です。

さらに、③その動線上になくても、その動線からすぐに引き込めるような路地にあることです。

もちろん、路地ですから、動線上を行く人、全員に見えることは期待できません。しかし、もし一度でも友人や知人、家族の人に連れて行ってもらえればすぐに思い出せるような場所であればそこも立地としての重要度は高いのです。

仮に、その入り口に、目印となり場所を覚えやすくなるような有名店舗や施設(交番、消防署、神社など)があれば、さらに立地としては良いと考えられます。こういった施設などによって場所がわかり易くなるような効果をランドマーク性と呼びます。TG自体にランドマーク性が高いようなこともあります。

「TGに近い」ことを示すもう一つは、④TGからよく見えることです。これは、①~③とはちょっと意味合いが違います。例えば、駅のホームから見える。線路を挟んで目の前にあることがわかる。しかし、この場合、この店に行きたいと衝動的に思っても、改札を出ない限り行くことはできません。ところが、こうしたことを気にしない人がおります。

「私の店は、駅のホームからひじょうによく見えるから、駅から多少遠くても立地上は何の問題もない」と思い込んでいる人です。

実は、こういうことも危ういことなのです。最初はライバル店もない状況で繁盛している店であっても、TG(駅)の近くにライバル店が出店すれば、たちどころに打撃を受けてしまうのです。

また、物件開発においても同様なことが言えます。たとえば、未出店の駅前で、物件が見つかった場合です。こういう場合、現在の物件がある位置より、道1本でも駅に近いところか、駅との動線に近いところに、「近い将来」物件が出てくるようなことがないかを調べておくことです。もし、そこに、古い木造家屋の商店や大きな空き地があったりすれば、そこがビルとして新築し直され、ライバル店が出店するかもしれません。もちろん、将来のすべてを予想することはできないでしょうが、せめて地元の不動産業者に数軒あたったり、市区役所の都市計画課に行ったりして、そうした計画の有無を調べだす程度の慎重さは必要です。

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私は、立地と高精度/売上予測で「不振店」を根絶します。
有)ソルブ(StoreOpeningRiskBusters) 林原安徳
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