インアウトの良さ、悪さと接近容易性

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インアウトの良さ、悪さと接近容易性

店舗営業,視界性・看板,飲食店経営

2018/05/31 インアウトの良さ、悪さと接近容易性

店に近寄ることができなければ繁盛しようが有りません。

店に近寄りやすいかを接近容易性といいます。

 

この接近容易性を示す要因が、間口であり、インアウトです。

 

まず、物件の間口は広いに越したことはありません。間口が広いことは立地上の優位点です。

 

ところが、この優位性を台無しにしてしまっているお店があることも事実です。

 

例えば、「のぼり旗」。店の営業感を出すために設置しているので掲出者の気持ちは汲みとれます。

しかし、この「のぼり旗」によって、店の看板を見えなくしてしまったり、店の出入口さえわからなくしてしまったら本末転倒です。やってきてくれる筈の人さえ来なくなります(写真3)。

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また、よくあるのは、店の前に、ビール箱や食材棚、ゴミ箱まで置いてあることです。こうしたものは人々に嫌悪感を抱かせます。

 

これでは、まるで来店するなと言っていることと同じです。即時撤去するべきでしょう。店前に嫌悪物を置いてはいけません。

 

 

物件の出入間口が、店前道路より高いことがよくあります。

 

いわゆる段差です。また、物件自体が道路からセットバックしていることもあります。さらに加えて、夜になると薄暗くなってしまうようならば、すぐに照明の増設などを検討すべきでしょう。

明るく、清潔であることが、出入り間口の最低条件です。

 

一方、大きな建物間口を持て余しているような場合もあります。外装デザイン上仕方がないのならともかく、広い間口は、工夫次第でいかようにも活用できます。たとえば、商品見本を陳列する、花壇を作る、品位のある広告を貼るなどその間口前を通る人が、「おや、何だろう」と気にかけるような工夫です。

 

心理的制約は、店の中が外から見渡せるときもっとも少なくなります。

ですから、中が見えるようなガラス窓を多くデザインすることは有効です。多少コストはかかっても、できることなら試すだけの価値はあります。

 

 

 

車ドライバー対象の物件の場合は、店側車線から入れるかどうか(イン)、車線に出られるかどうか(アウト)ばかりではなく、反対側車線から入れること、その車線に出られることはもっと重要な立地上のキーです。

 

仮に、その反対側道路に対するインアウトができなくても、直接ではないが、裏道や側道を用いると、それが可能であるならば、その大きな案内図を作って物件の敷地内に設置すべきです。これだけで、お客さんの来店は確実に増えます。

 

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