デフレ経済が20年以上も続く異常な日本

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デフレ経済が20年以上も続く異常な日本

立地経済学 事始め

2018/04/01 デフレ経済が20年以上も続く異常な日本

デフレ経済とは、言うまでもなく、供給より需要が少ない状態の経済を言う。

 

そもそもデフレ経済は、どうやって始まるのか?

 

それは、バブル経済の崩壊とともに始まる、というのが一般的な説である。日本のバブル経済は1985年~1990年頃であった。

そして、90年代初頭に崩壊した。株価の急激な下降、住宅と土地価格の下降、そして、ゴルフ会員権の下降が起きた。

 

その直前、私は、住宅を買うように同僚から盛んに勧められたことを覚えている。つくづく買わないで良かったと思った。

バブル経済の問題は、投資していることにあるのではなく、毎日刻々と上昇しつつある株、土地、住宅、ゴルフ会員権などを、「借金」をしてまでして買いまくることにある。2000万円借りて、それをゴルフ会員権の購入に充てる。しかし、それがある日、200万円に落ちる。

しかし、その差額の1800万円は銀行にこれからも返し続けなければならない。

すると、その人は、収入の中から、毎月借金返済に回し続けなければならない。

そのために、その人は、消費を節約することになる。

 

このバブル崩壊の経済下で、政府が、大きな緊縮政策を断行すると、デフレ経済が起きる。

1997年。橋本内閣のもとで、消費税が3%から5%に引き上げられた。これによって、国民の多くが、さらに消費を減らした。

安いものしか売れなくなった。

すると企業の収益力が低下して、労働者の賃金据え置き、引き下げ、リストラが始まる。自殺者が年間2万人だったのが3万人に激増した。

所得が減った人々は、さらに、消費を減らす。こうして悪魔のスパイラルが始まった。

 

これが、デフレ経済である。

それから20年以上。日本はいまだにデフレ経済から抜け出ることができないでいる。

 

 

 

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