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エクセルの文字列関数で、地点座標を変換する 売上予測の基礎の基礎(13)前半
エクセルの文字列関数をうまく組み合わせると、ゼンリン社の電子地図帳Ziで出力される経度・緯度を度単位に変換することができる。
ゼンリン社の電子地図帳Ziで出力される「E139°40′56.40″N35°48′44.66″」
すなわち、東経139度40分40.56秒、北緯35度48分44.66秒は、
東経139.682336度、北緯35.812404 と変換するよりも 人間にとっては、なんとなく分かりやすい(親しみが持てる)。
しかし、度単位1本に絞ったほうが、数字としては扱いやすいことは確かだ。
そこで、エクセルの関数を用いてこの変換を行う。
そのためには、E139°40′56.40″N35°48′44.66″ という文字列の中から、
まず、139、40、56.40、35、48、44.66という6つの数字(正確には「文字列」)を抽出する必要がある。
ここでは、E139°40′56.40″N35°48′44.66″を「緯度経度文字列」と呼ぶ。
たとえば、「139」だが、
これは、エクセルの文字列関数で、=MID(緯度経度文字列、2、3)つまり、緯度経度文字列の2番目から3文字抽出する という計算をすれば良い。
しかし、今は3文字だが、理論上は、2文字、1文字であることも考慮しなければならない。
そこで、この3文字の「3」自体を求めて置かなければならない。
これには、=FIND(A、B、C)というエクセルの文字列関数を用いる。これは、文字列Aの中に含まれるBという文字が、(C+1番目以降の)何番目に出て来るかを示す
という意味の関数である。Cは省略可能で、省略すると0と見做される。
だから、=FIND(緯度経度文字列、”°”)とすると、「°」という文字(「°」は「度」のこと)が何番目に出てくるかを調べることになる。答えは、通常、5のはずだ。
そうすると、 最初の「E」とこの「°」の2文字分を引けば、上の「3」という情報が出て来る。
以下、次回
「エクセルの活用法」の関連記事 「エクセルの活用法」の関連記事 ●売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14) ●エクセルを活用しよう 1(売上予測を重回帰分析で行う手法16) ●エクセルを活用しよう 2(売上予測を重回帰分析で行う手法17) ●売上予測をエクセルで実現する (売上予測を重回帰分析で行う手法20) ●売上予測はエクセルの関数を使ってもできることはできる。 ●高精度/売上予測モデルはエクセルで分析したら、エクセルで運用した方が良い2つの理由。 ●エクセルで用いる角度の単位は「度」ではない。売上予測の基礎の基礎(3) ●エクセルの関数で描ける”減衰曲線”が売上予測に役立つ。売上予測の基礎の基礎(4) ●売上予測に役立つエクセルで表す「成長曲線」の関数 売上予測の基礎の基礎(5) ●エクセルで最も重要な関数は「IF」と「VLOOKUP」だ。売上予測の基礎の基礎(6) ●VLOOKUP関数は、エクセル最強の武器だ。売上予測の基礎の基礎(7) ●VLOOKUP関数(エクセル)の兄弟、HLOOKUP関数も使えるとなお良い。売上予測の基礎の基礎(8) ●VLOOKUP関数によく似た便利なエクセルの関数、INDEXに注意せよ。売上予測の基礎の基礎(9) ●エクセルの関数、SUMPRODUCT関数も売上予測に役立つ 売上予測の基礎の基礎(10) ●エクセルの数字や関数は、数値と文字(文字列)の2種類ある。売上予測の基礎の基礎(11)
有限会社ソルブ
電話番号:048-711-7195 住所 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号
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ゼンリン社の電子地図帳Ziで出力される「E139°40′56.40″N35°48′44.66″」
すなわち、東経139度40分40.56秒、北緯35度48分44.66秒は、
東経139.682336度、北緯35.812404 と変換するよりも 人間にとっては、なんとなく分かりやすい(親しみが持てる)。
しかし、度単位1本に絞ったほうが、数字としては扱いやすいことは確かだ。
そこで、エクセルの関数を用いてこの変換を行う。
そのためには、E139°40′56.40″N35°48′44.66″ という文字列の中から、
まず、139、40、56.40、35、48、44.66という6つの数字(正確には「文字列」)を抽出する必要がある。
ここでは、E139°40′56.40″N35°48′44.66″を「緯度経度文字列」と呼ぶ。
たとえば、「139」だが、
これは、エクセルの文字列関数で、=MID(緯度経度文字列、2、3)つまり、緯度経度文字列の2番目から3文字抽出する という計算をすれば良い。
しかし、今は3文字だが、理論上は、2文字、1文字であることも考慮しなければならない。
そこで、この3文字の「3」自体を求めて置かなければならない。
これには、=FIND(A、B、C)というエクセルの文字列関数を用いる。これは、文字列Aの中に含まれるBという文字が、(C+1番目以降の)何番目に出て来るかを示す
という意味の関数である。Cは省略可能で、省略すると0と見做される。
だから、=FIND(緯度経度文字列、”°”)とすると、「°」という文字(「°」は「度」のこと)が何番目に出てくるかを調べることになる。答えは、通常、5のはずだ。
そうすると、 最初の「E」とこの「°」の2文字分を引けば、上の「3」という情報が出て来る。
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