人口と小売店数、日本ではどちらが増えているか。商圏分析の実務(8)推移分析

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人口と小売店数、日本ではどちらが増えているか。商圏分析の実務(8)推移分析

商圏

2018/02/27 人口と小売店数、日本ではどちらが増えているか。商圏分析の実務(8)推移分析

その商圏が、成長しているのか?、それとも、減退しているのか?こういう推移には興味を持つことだ。

 

これらは、人口や世帯数、小売業の店数や販売額を時系列的に並べたグラフを作れば、一目瞭然だ。

 

日本の国勢調査の最新版は今(2018年時点)で、2015年調査分である。だから、5年前の前回2010年、10年前の2005年、15年前の2000年を見れば確かなことがわかる。また、商業統計調査の最新版は2014年調査分である。こちらの場合は、2007年、2004年、2002年、1999年の5回分もあればじゅうぶんであろう。

これらは、弊社の格安商圏分析ソフト「統計てきめん2プレミア」なら、ほとんど瞬時に明白になる。

それが、下の図であるが、どうだろう。

ここは、埼玉県の越谷駅を中心に2km圏内の状況を表している。昔から(50年以上前から)宅地化が行われてきた。住民(人口)も一貫して右肩上がりであった。

そして、その傾向は今になっても続いている。5年おきに、2.2%~5.0%の人口増加率が見られる。これは日本でも珍しい。

推移を見ると、世帯数の増加率はもっと大きい。5.5%~8.7%である。これは、単身高齢者人口や若者(20歳以上)単身者人口が増えているからである(この傾向は日本 全国的である)。

 

また、一方、小売業商店数および年間販売額の推移を見れば、2007年から2014年にかけて激減している(これも日本 全国的傾向だ)。

これは、零細小売店舗の廃業が相次いでいることと無関係ではない。小売業を継ぐ世代がいない。赤字でやっていけない。これが2大要因だ・

店舗数の推移では、920から571へ、4割近くも減るというのは、それにしても、異常なくらいの減り方である。

供給より需要が少なくなるデフレ経済にあることがこれをより深刻なものにしている。

しかし、これが、日本国中に広がっている現象で、このままいけば日本はふつーに小さなお店さえもなくなってしまう貧しくツマラナイ国になっていくだろう。

人口が減るより店の減少のほうが圧倒的に多い。

jinkousuii_minamikoshigaya左から人口の推移、世帯数の推移、小売業店数の推移、同販売額の推移

 
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