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エクセルの数字や関数は、数値と文字(文字列)の2種類ある。売上予測の基礎の基礎(11)
データは、大きく分けて、数値と文字(文字列)の2種類ある。これは、誰にでもわかることであるが、
ややこしいのは、「数字」にも、数値と文字列があるという点だ。
仮に「23」という表記だけでは、数字なのか、文字列なのか、見かけだけを判断する人間には区別がつかない。
もちろん、こうして文章の中で取り扱っているから、それは「文字列」と分かってしまうかもしれない。
しかし、エクセル表はもちろん、コンピュータ言語では、厳密に区別される。
たとえば、すでに書いたエクセルのVLOOKUP関数だが、この参照とするデータ範囲の最左端のデータが「文字列」で記入されているのに、
そのキーワードが「数値」である場合は、照合ができない。
すると、上の概念が身についていない分析者は、「なんで、数値があっているのに、データが取り出せないんだ??」と驚く。
もちろん、その反対もある。最左端のデータが数値で、キーワードが文字列という場合もである。
中には、データをエクセルの表形式に揃えるとき、文字列の数字を使ったり、数値の数字を使ったりして、ごちゃごちゃに、あるいは、ごく少数が異なるという作り方になっていることさえある。こういうときは、データの取り扱いは、もう絶望的である。
もう少し、コンピュータ、エクセルの方で、柔軟に扱ってくれればと思う時がよくある。そうすれば、余計な気を使ったり、おかしな現象(データが取り出せないなど)の克服に半日近くも無駄な時間を使わなくても良かったのに・・・・
こういう点を見る限り、まだまエクセルやコンピュータ言語も、幼稚なレベルにあると言って良い。それこそ、AIではこれらは克服されていて当然だろう。
エクセルの関数では、数値で入力した数字を、文字列として変換するのが、TEXT関数である。
その反対に、文字列の数字を数値の数字に変える関数がVALUE関数である。 構文
=TEXT(A,”000”) のようにすると、Aに入れた数字が、「3」の場合は、「003」という文字に、「25」の場合は、「025」という文字に変えてくれる。
”000”と入れるように勧めているのは、文字列なのか、数字なのかが、「人間にも」判別しやすくするためだ。
構文
=VALUE(A)
これは、Aに、「6」と入れようと、「0006」と入れようと、答えは同じ「数値」で「6」となる。
仮に、「003.2560」という文字列には、「3.256」という数字に変換される。
ところで、
エクセルで、数字を入力する場合は、何も特別な設定をしていない状態なら、すべて「数値」として扱われる。
これを、文字として扱ってほしい場合は、入力のときに「 ’ 」をつけてから数字を入力するようにする。「’5」のようにだ。
このように、入力しても、セルの中には「5」とだけしか表示されない。その代わり、そのセル内の「5」は左揃いになっているはずだ。
エクセルでは、セルの中の数字は、数値のときは「右揃い」で、文字列の場合は、「左揃い」になって表示されるのが「標準」の設定である。
ある意味、「親切な」設計でもあるのだが、
使う側の人間が、左揃いになっている数字(文字列)を、強制的に「右揃い」にしてしまったりするので、見かけ上は、数値なのか、文字列なのか区別がつかなくなる。
あと、当然だが、数字が、数値なのか、文字列なのかがわからなくて困るのは、それによって、四則演算ができたり、できなかったりすることだ。
しかし、このことを、しっかりと身に着けている人は少ない。 「売上予測の基礎の基礎」の関連記事 ●地球の円周は、4万kmだから、1度は111.11km。売上予測の基礎の基礎(1) ●緯度の1度と経度の1度は長さが違う。売上予測の基礎の基礎(2) ●エクセルで用いる角度の単位は「度」ではない。売上予測の基礎の基礎(3) ●エクセルの関数で描ける”減衰曲線”が売上予測に役立つ。売上予測の基礎の基礎(4) ●売上予測に役立つエクセルで表す「成長曲線」の関数 売上予測の基礎の基礎(5) ●エクセルで最も重要な関数は「IF」と「VLOOKUP」だ。売上予測の基礎の基礎(6) ●VLOOKUP関数は、エクセル最強の武器だ。売上予測の基礎の基礎(7) ●VLOOKUP関数(エクセル)の兄弟、HLOOKUP関数も使えるとなお良い。売上予測の基礎の基礎(8) ●VLOOKUP関数によく似た便利なエクセルの関数、INDEXに注意せよ。売上予測の基礎の基礎(9) ●エクセルの関数、SUMPRODUCT関数も売上予測に役立つ 売上予測の基礎の基礎(10)
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電話番号:048-711-7195 住所 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号
23/06/12
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21/08/04
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ややこしいのは、「数字」にも、数値と文字列があるという点だ。
仮に「23」という表記だけでは、数字なのか、文字列なのか、見かけだけを判断する人間には区別がつかない。
もちろん、こうして文章の中で取り扱っているから、それは「文字列」と分かってしまうかもしれない。
しかし、エクセル表はもちろん、コンピュータ言語では、厳密に区別される。
たとえば、すでに書いたエクセルのVLOOKUP関数だが、この参照とするデータ範囲の最左端のデータが「文字列」で記入されているのに、
そのキーワードが「数値」である場合は、照合ができない。
すると、上の概念が身についていない分析者は、「なんで、数値があっているのに、データが取り出せないんだ??」と驚く。
もちろん、その反対もある。最左端のデータが数値で、キーワードが文字列という場合もである。
中には、データをエクセルの表形式に揃えるとき、文字列の数字を使ったり、数値の数字を使ったりして、ごちゃごちゃに、あるいは、ごく少数が異なるという作り方になっていることさえある。こういうときは、データの取り扱いは、もう絶望的である。
もう少し、コンピュータ、エクセルの方で、柔軟に扱ってくれればと思う時がよくある。そうすれば、余計な気を使ったり、おかしな現象(データが取り出せないなど)の克服に半日近くも無駄な時間を使わなくても良かったのに・・・・
こういう点を見る限り、まだまエクセルやコンピュータ言語も、幼稚なレベルにあると言って良い。それこそ、AIではこれらは克服されていて当然だろう。
エクセルの関数では、数値で入力した数字を、文字列として変換するのが、TEXT関数である。
その反対に、文字列の数字を数値の数字に変える関数がVALUE関数である。
構文
=TEXT(A,”000”) のようにすると、Aに入れた数字が、「3」の場合は、「003」という文字に、「25」の場合は、「025」という文字に変えてくれる。
”000”と入れるように勧めているのは、文字列なのか、数字なのかが、「人間にも」判別しやすくするためだ。
構文
=VALUE(A)
これは、Aに、「6」と入れようと、「0006」と入れようと、答えは同じ「数値」で「6」となる。
仮に、「003.2560」という文字列には、「3.256」という数字に変換される。
ところで、
エクセルで、数字を入力する場合は、何も特別な設定をしていない状態なら、すべて「数値」として扱われる。
これを、文字として扱ってほしい場合は、入力のときに「 ’ 」をつけてから数字を入力するようにする。「’5」のようにだ。
このように、入力しても、セルの中には「5」とだけしか表示されない。その代わり、そのセル内の「5」は左揃いになっているはずだ。
エクセルでは、セルの中の数字は、数値のときは「右揃い」で、文字列の場合は、「左揃い」になって表示されるのが「標準」の設定である。
ある意味、「親切な」設計でもあるのだが、
使う側の人間が、左揃いになっている数字(文字列)を、強制的に「右揃い」にしてしまったりするので、見かけ上は、数値なのか、文字列なのか区別がつかなくなる。
あと、当然だが、数字が、数値なのか、文字列なのかがわからなくて困るのは、それによって、四則演算ができたり、できなかったりすることだ。
しかし、このことを、しっかりと身に着けている人は少ない。
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