「購買人口」とは小売年間販売額と人口から計算するが、文字通りその地域で購買している人口である。 048-711-7195 107-0062 東京都港区南青山2-2-15-942 月~金 9:00~18:00
「購買人口」とは、小売年間販売額と人口から計算するが、文字通りその地域で購買している人口である。
弊社(ソルブ)では、人口・昼間人口と並んで、いや、もっと重要なファクターとして「購買人口」という概念を、商圏分析に用いている。
購買人口の定義は簡単である。
その地域の年間小売販売額(単位:万円)を「96.1万円」で割って算出された値である。
例えば、年間小売販売額が100億円(1000000万円)の地域であったとしよう。これを96.1(万円)で割ると「10,406」と算出される。
これが、購買人口である。
では、「96.1万円」とは何か。これは、日本全体の総年間小売販売額 12,217,672,500万円(約122兆円:2014年商業統計)を、日本の総人口1億2708万人(2014年)で割った数値である。つまり、「日本人1人当りの年間小売販売額」ということになる。
この数値が、96.1万円であって、赤ちゃんからおじいさん・おばあさんまで1人当たりで1年間でどれだけ、モノを買っているかと表す数字である。
ちなみに、日本が政府の失策で、デフレ経済に突っ込む直前、この数値は120万円以上であった。それが、118万円になり、114万円になり、とうとう96万円まで落ちてきてしまった。20%も減ってしまった。
購買人口が分かるといろいろなことがわかる。同じ範囲内で、人口が10000人で、購買人口が15000人であったとしよう。これは、人口5000人分だけ余計にモノが売れていることを示している。つまり、購買流入がある地域だと言うことになる。
その反対に、購買人口が8000人だったら、どうか。その反対で、購買流出が起きていることがわかる。
もちろん、ポテンシャルとしては、購買流入のある地域の方が、ない地域より良い。商圏も広がる。
この購買人口はたいへん便利な指標であるから、商圏分析にはぜひとも利用することをお勧めする。
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