通行量・交通量を計測するのは、直接「売上予測」するためではないが・・・

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通行量・交通量を計測するのは、直接「売上予測」するためではないが・・・

立地について

2018/01/18 通行量・交通量を計測するのは、直接「売上予測」するためではないが・・・

通行量・交通量を計測するのは、直接「売上予測」するためではないが・・・

 

一般的に、「通行量」というと、通行人の数のことを指し、「交通量」というと、交通車両の台数のことを指す。

いずれも計測することで、直接、「売上予測」するというわけではない。

売上予測の変数項目として、通行量(「交通量」を含む。以下同様)が有効になる割合は、どんな売上予測でも、5%かそれ以下である。

まったく役に立たない場合がひじょうに多い。

したがって、仮に通行量を計測しなかったとしても、「売上予測」をすることにはあまり影響しない。

 

にもかかわらず、通行量を計測するのは、売上予測する物件に直接関係がある「数値化できる」唯一の指標であるからである。

それは、通行量が100人であるよりも、10000人である方が、100倍も人がいるわけであるから、こちらのほうが「売れる・繁盛する」と思えるのは自然な感情であろう。

しかし、立地と売上予測はそんな単純な関係にはない。

10000人いても、売れない立地は売れない(例「オフィス性向」が高い商圏)し、100人しかいないのに売れる立地はたくさんある。

単純に、店舗直前の通行量と、売上との関係は、相関係数で0.51もあったら上等である。

ちなみに、相関係数0.51というのは、下図のようなグラフになる。

 

tuukouryou2左記の散布図は、無料でお分けしています。ご連絡ください。

 

 

通行量を測定するに当たって最大の問題点は、「どこを計測すれば良いか」が一律に決めにくいことである。

計測時間や、計測対象はそれなりに(それでもけっこう違いが生じるが)定義することができる。

一番難しいのが、この計測位置である。

店舗(対象物件)の直前だけなのか、それとも店が見える範囲の全域を計測するのか、はたまた、店に向かってくる人だけ計測するのか、なかなかこれを一律に定義するとなると、最初の「直前だけ」になってしまう。これでは具合が悪い。

こんな明確な難しさがあることを知っておいてほしい。

 

ただ、どんな計測をしたとしても、時間帯のボリュームよりも、「男女の比率」であるとか「乗用車の比率」といった数字は、その周辺状況を特徴づける指標としてたいへん役に立つ。
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