地図や統計で、ちょっと困った「測地系」の話し。

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地図や統計で、ちょっと困った「測地系」の話し。

統計てきめん2プレミア,統計

2018/01/08 地図や統計で、ちょっと困った「測地系」の話し。

地図や統計で、ちょっと困った「測地系」の話し。

 

たとえば、メッシュデータの良い点(メリット)に、メッシュは町丁目と違って、場所が動いたりしないので、何年たっても

同じ場所の比較が可能になる。というのがある。

 

メッシュは、東経と緯度を基準にして作ってあるから、地球の表面が動きでもしない限り、一定だ。

それに対して、町丁目は、要するに「土地の名前」に過ぎないから、名前が変更になったり、形が変わったりする。それもひんぱんに。

とりわけ、平成の大合併なんていう市区町村が合併したりしたときには、日本中おおいに地名も形も変わった。

だから、「町丁目」に分けてデータを取っていた国勢調査や商業統計は、ほとんど、その調査年次にしか意味がなく、過去と比べて増えた減ったを分析することができない。「町丁目データ」は高額な料金であるにもかかわらず、「役立たず」になりやすい、腐りやすい。

 

それに対して、メッシュデータは、腐らない。いつでも、どの年次とでも比較可能だった・・・・

 

と・こ・ろ・が・・・・・

大事件が起こった。

 

西暦2002年、測地系=「緯度経度を決める決め方」自体が変わってしまったのである。

 

どうやら、この変更の裏には、GPSを米国と日本で統一して使おうとすると、そこに微妙なずれがあることわかったためらしい。

そして、統一後の測地系を、「世界測地系」「WGS」と呼び、それまで日本で使っていた測地系を「日本測地系」ないし「Tokyo97」と呼んで区別することにした。

 

で、メッシュもこの測地系に合わせて変えることにした。

その違いは、場所にもよるが、だいたい400mほど斜めにズレているほど、大きかった。

 

これでは、4次メッシュ(500メッシュ)では、完全に、場所がズレてしまう。年次による比較も不可能になった。

 

国勢調査は2005年の調査から、商業統計は2007年の調査から、順次、世界測地系に変わっていった。

国勢調査に関しては、2000年の調査結果については、世界測地系と日本測地系の両方が公開された。

 

ちなみに、この測地系の変更はたぶんマスコミに取り上げられなかったようだ。だから、たいていの人は知らない。

GPSとグーグルマップは、世界測地系を使っている。

 

日本の地図屋さんの地図もほとんどは世界測地系のようだが、業界1位の昭文社さんやゼンリンさんは、日本測地系を採用していて、世界測地系はいずれもそれを使いたいという人が地図の「設定」で変更できるようになっている。

弊社の「統計てきめん」の地図部分の座標系は、日本測地系で、世界測地系のメッシュデータは、世界測地系で、日本測地系のメッシュデータは日本測地系で表示、集計するようになっている。

 

sokuchi

 

 

 
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