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どんな売上予測モデルにも例外が発生する
これは、分析の経験上のことなのだが、売上予測モデルを作っているときに、どうしてもある店の売上の大きさ(逆に小ささ)の説明がつかない、ということがある。
立地上、何が原因なのか、まったくわからない。
ポテンシャルがあっても、売上が低すぎる。
逆に、ポテンシャルがないのに、売上が高すぎる。
あるいは、残差分析している時に、大きなプラスの残差が出て、まったく説明のしようがない。
大きなマイナスの残差が出ていて、まったく説明のしようがない。
ところが、何度も何度もさまざまな残差分析を行っているうちに、「知らぬ間に」その残差が減っていて、「何だったのだろう、あの大きな残差は?」ということもある。
せっかくその大きな残差を説明すべく、画期的な立地要因を見つけ(?)、考え出し、その要因を説明する事象の数値化を一所懸命作っておいたのに、
あるところで、その作った説明変数のt値が1を切る。役立たなくなる。
切ないものだ。あの苦労は何だったのか・・・
しかし、こうした何度も何度もアプローチしているにもかかわらずとうとう最後の最後まで、まったく要因が見つからないケースが残ることがある。
もう、そうなったら、「例外」フラグを立てるしかない。
言わば、「降参しました」という白旗である。悔しい。悔しいが仕方ない。
その事象にこだわるために、貴重な分析時間を費やしてばかりはいられない。
「現在の立地理論ではまったく説明のできないものもある」と考え、それが、これなんだと思うしかない。
売上予測モデルには、必ずと言って良いほど「例外」が出るものだ。
30~40サンプルあれば、1~2サンプルは出ると諦めよう。
しかし、この時やってはいけないことは、その例外サンプルを除外してしまうことである。
除外するということは、事実を隠すことである。
そして、都合の悪い事実に目をつぶるということである。
こんなことを平気でやってしまう分析者は、プロとは言えない。予測の詐欺師だ。
そんなことをするくらいなら、その店だけに「1」というフラグが立つダミー変数を入れることが正解だ。
自分の分析者としての至らなさは、堂々と表示しなければならない。
「例外/闇」の関連記事20180105時点 ●商売と立地は関係ないから隠れ家的なお店がはやるのではないか。 ●立地が悪いところで繁盛してこそ、本物の商品だと思うが。 ●近隣に立地が悪いのに繁盛している店がある。なぜか。 ●売上予測モデルの盲点と闇に用心してほしい。 ●どんな売上予測モデルにも例外が発生する ●売上予測、継続は力なり。手法も増えるし、お客さんも増える。
有限会社ソルブ
電話番号:048-711-7195 住所 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合四丁目17番18号
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これは、分析の経験上のことなのだが、売上予測モデルを作っているときに、どうしてもある店の売上の大きさ(逆に小ささ)の説明がつかない、ということがある。
立地上、何が原因なのか、まったくわからない。
ポテンシャルがあっても、売上が低すぎる。
逆に、ポテンシャルがないのに、売上が高すぎる。
あるいは、残差分析している時に、大きなプラスの残差が出て、まったく説明のしようがない。
大きなマイナスの残差が出ていて、まったく説明のしようがない。
ところが、何度も何度もさまざまな残差分析を行っているうちに、「知らぬ間に」その残差が減っていて、「何だったのだろう、あの大きな残差は?」ということもある。
せっかくその大きな残差を説明すべく、画期的な立地要因を見つけ(?)、考え出し、その要因を説明する事象の数値化を一所懸命作っておいたのに、
あるところで、その作った説明変数のt値が1を切る。役立たなくなる。
切ないものだ。あの苦労は何だったのか・・・
しかし、こうした何度も何度もアプローチしているにもかかわらずとうとう最後の最後まで、まったく要因が見つからないケースが残ることがある。
もう、そうなったら、「例外」フラグを立てるしかない。
言わば、「降参しました」という白旗である。悔しい。悔しいが仕方ない。
その事象にこだわるために、貴重な分析時間を費やしてばかりはいられない。
「現在の立地理論ではまったく説明のできないものもある」と考え、それが、これなんだと思うしかない。
売上予測モデルには、必ずと言って良いほど「例外」が出るものだ。
30~40サンプルあれば、1~2サンプルは出ると諦めよう。
しかし、この時やってはいけないことは、その例外サンプルを除外してしまうことである。
除外するということは、事実を隠すことである。
そして、都合の悪い事実に目をつぶるということである。
こんなことを平気でやってしまう分析者は、プロとは言えない。予測の詐欺師だ。
そんなことをするくらいなら、その店だけに「1」というフラグが立つダミー変数を入れることが正解だ。
自分の分析者としての至らなさは、堂々と表示しなければならない。
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●立地が悪いところで繁盛してこそ、本物の商品だと思うが。
●近隣に立地が悪いのに繁盛している店がある。なぜか。
●売上予測モデルの盲点と闇に用心してほしい。
●どんな売上予測モデルにも例外が発生する
●売上予測、継続は力なり。手法も増えるし、お客さんも増える。
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