知覚突出性とは店が自然に人々から見えることを指す

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知覚突出性とは店が自然に人々から見えることを指す

立地について,視界性・看板

2017/12/18 知覚突出性とは店が自然に人々から見えることを指す

出店を確かにする立地の道筋と 8つの立地ポイント 5/8

 

 

④ 行動ベクトル

ところで、店を出そうとする地域で「人々」は「どこ」と「どこ」を行き来しているか

 

TGは、点的な場所を指すが、そうしたTGだけを目指して人々は行動するわけではない。地域的な広がりのある行動もある。

 

例えば、オフィス街(事業所)と行き来している人の知覚の視野、注意力は低い。考え事をしていたり、一つの方向へ歩くことに傾注していたりするからである。

 

 

これに似て、自分の棲み家がある住宅街と行き来する場合も、たいていの人はその経路が一定している。

 

毎日同じように見、同じような場所についてのみ関心があり、あまり他のことには感心を示すことは少なく、したがって知覚も固定している。

 

では、商業施設や商店街の多い地域を往復する場合はどうだろうか。

 

店を探すことに注意を払ったり、あるいはあちこちを見回ったりして、積極的に知覚しようとしていることが多い。最も知覚能力が高まっている状態といえよう。

 

 

第二の道筋《知覚突出性》

さて、第二の問題、「人々が見ることができるか」を問題としよう。これを、「知覚突出性」という。

 

知覚突出性とは、決して、「店をキンキラにすること」ではない。店のデザインが良かろうと悪かろうと、店が「自然に人々から見えること」が重要なのだ。

 

⑤ 視界性

人の視界に自然に入ってくるか

 

人々の動線上にあって、知覚能力が高まっていても、肝心の店が目に入らないでは意味がない。

 

店舗の間口が広いなど、外観が特徴的な店であり、自然な目線の高さと角度で店舗の看板や中が見えて、何を売っているか、そこでは何が手に入るかがすぐにわかる。

これが、店舗の視界性の満点状態である。

 

  間口が狭かったり、店舗デザインが周辺ビルなどと融合してしまい、振り向かないと見えなかったり、探してもどこにあるかわからない、他店と見間違ったりするなど、現状の多くの店、特に商店街の商店は、「視界性に問題がある」と言わざるを得ないことが多い。

 

 

 

 

point8-5

 

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