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知覚突出性とは店が自然に人々から見えることを指す
出店を確かにする立地の道筋と 8つの立地ポイント 5/8
④ 行動ベクトル
ところで、店を出そうとする地域で「人々」は「どこ」と「どこ」を行き来しているか
TGは、点的な場所を指すが、そうしたTGだけを目指して人々は行動するわけではない。地域的な広がりのある行動もある。
例えば、オフィス街(事業所)と行き来している人の知覚の視野、注意力は低い。考え事をしていたり、一つの方向へ歩くことに傾注していたりするからである。
これに似て、自分の棲み家がある住宅街と行き来する場合も、たいていの人はその経路が一定している。
毎日同じように見、同じような場所についてのみ関心があり、あまり他のことには感心を示すことは少なく、したがって知覚も固定している。
では、商業施設や商店街の多い地域を往復する場合はどうだろうか。
店を探すことに注意を払ったり、あるいはあちこちを見回ったりして、積極的に知覚しようとしていることが多い。最も知覚能力が高まっている状態といえよう。
第二の道筋《知覚突出性》
さて、第二の問題、「人々が見ることができるか」を問題としよう。これを、「知覚突出性」という。
知覚突出性とは、決して、「店をキンキラにすること」ではない。店のデザインが良かろうと悪かろうと、店が「自然に人々から見えること」が重要なのだ。
⑤ 視界性
人の視界に自然に入ってくるか
人々の動線上にあって、知覚能力が高まっていても、肝心の店が目に入らないでは意味がない。
店舗の間口が広いなど、外観が特徴的な店であり、自然な目線の高さと角度で店舗の看板や中が見えて、何を売っているか、そこでは何が手に入るかがすぐにわかる。
これが、店舗の視界性の満点状態である。
間口が狭かったり、店舗デザインが周辺ビルなどと融合してしまい、振り向かないと見えなかったり、探してもどこにあるかわからない、他店と見間違ったりするなど、現状の多くの店、特に商店街の商店は、「視界性に問題がある」と言わざるを得ないことが多い。
23/06/12
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21/12/30
21/08/04
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21/07/09
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出店を確かにする立地の道筋と 8つの立地ポイント 5/8
④ 行動ベクトル
ところで、店を出そうとする地域で「人々」は「どこ」と「どこ」を行き来しているか
TGは、点的な場所を指すが、そうしたTGだけを目指して人々は行動するわけではない。地域的な広がりのある行動もある。
例えば、オフィス街(事業所)と行き来している人の知覚の視野、注意力は低い。考え事をしていたり、一つの方向へ歩くことに傾注していたりするからである。
これに似て、自分の棲み家がある住宅街と行き来する場合も、たいていの人はその経路が一定している。
毎日同じように見、同じような場所についてのみ関心があり、あまり他のことには感心を示すことは少なく、したがって知覚も固定している。
では、商業施設や商店街の多い地域を往復する場合はどうだろうか。
店を探すことに注意を払ったり、あるいはあちこちを見回ったりして、積極的に知覚しようとしていることが多い。最も知覚能力が高まっている状態といえよう。
第二の道筋《知覚突出性》
さて、第二の問題、「人々が見ることができるか」を問題としよう。これを、「知覚突出性」という。
知覚突出性とは、決して、「店をキンキラにすること」ではない。店のデザインが良かろうと悪かろうと、店が「自然に人々から見えること」が重要なのだ。
⑤ 視界性
人の視界に自然に入ってくるか
人々の動線上にあって、知覚能力が高まっていても、肝心の店が目に入らないでは意味がない。
店舗の間口が広いなど、外観が特徴的な店であり、自然な目線の高さと角度で店舗の看板や中が見えて、何を売っているか、そこでは何が手に入るかがすぐにわかる。
これが、店舗の視界性の満点状態である。
間口が狭かったり、店舗デザインが周辺ビルなどと融合してしまい、振り向かないと見えなかったり、探してもどこにあるかわからない、他店と見間違ったりするなど、現状の多くの店、特に商店街の商店は、「視界性に問題がある」と言わざるを得ないことが多い。