「店が近い」と感じさせ「たまたま通りかかる」人々が多い良い立地

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「店が近い」と感じさせ「たまたま通りかかる」人々が多い良い立地

立地について

2017/12/18 「店が近い」と感じさせ「たまたま通りかかる」人々が多い良い立地

出店を確かにする立地の道筋と8つの立地ポイント 2/8 1999年10月 月刊ベンチャー・リンク

 

  立地の道筋を考えよ

 多くの顧客アンケートで、来店した理由を聞くと、意外な結果が必ず出るものだ。

特筆すべきは、店舗の商品・サービス、知名度といった、いわゆる「店舗の魅力」がもとで来店した人は3割にも満たないという結果がよく出るのだ。

7割以上は、「店が近くにあるから」・「たまたま通りかかったから」という、「店舗の魅力」とはあまり関係のない理由で来ていることがわかる。これが、来店理由の実状であり、それこそ「立地」を問題とするところである。

「立地を知る」とは、「店が近い」と人々が心理的に感じる理由や、「たまたま通りかかる」ことがある人々の行動とその要因を知ることである。

そして、その道筋に従って考え、人々に「店が近い」と感じさせ、「たまたま通りかかる」多くの人々がいると言える場所を探し出して行くことこそ、「好立地を見つける」ことなのである。

 

例えば、人々が「商品を手にしたり、目にする」という道筋を真剣に考えれば、商品宣伝や陳列方法の研究が進み、さらにマーケティングやマーチャンダイジングが発展する。これと同じである。立地の道筋を真剣に考えれば、自ずと好立地を手に入れることができる。

人々が店舗を選択する前提となる「店を目にしたり、耳にする」ことの道筋を考えていくことで、卓抜した立地を見つけることができる。

 

立地の3つの道筋

では、その立地の道筋を示そう。

まず第一は、店舗の周辺にどのような人がいて、どのような行動をとっているかについて知る道筋である(商圏的事実の把握)。

 

第二は、人々が、その店舗を選択するまでの事実、特に「人々が見ることができるか」について知る道筋である(知覚突出性)。

 

第三は、人々が、その店舗を選択してから、店内に到着するまでの事実を知る道筋である(到達容易性)。

 

これらは、人々の移動手段の違いを念頭にいれると具体的に考え易い。そこで今回は、徒歩で移動する人々を対象にする場合を考えることとしよう。この場合、この3つの道筋に沿って、具体的には、8つのポイントで立地の判定ができることがわかっている

 

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