店舗開発に求められる能力は3つある。

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店舗開発に求められる能力は3つある。

店舗開発

2017/12/16 店舗開発に求められる能力は3つある。

店舗開発に求められる能力は3つある。

 

会社に、店舗の候補物件を見つけ、契約し開店することを支持された者のことを店舗開発マン、または、店舗開発、または、店開と呼ぶ。

この仕事、ややもすると、人格障害か、詐欺師になるかもしれないと思うほど、危ない仕事である。

もし、この仕事を3年以上続けている人がいるとしたら、たいへんな能力の人だと思う。

 

会社から要望されるのは、店を開くこと、店数を増やすことが第一義である。

なんだあ、簡単な仕事じゃん。不動産屋さん行って候補物件見つけてくればいいんでしょ?なんて思う人がいるだろうから一応説明すると、

会社から要望される「見えない」「文字にされない」前提がある。

これを知らないと、楽な仕事だと思えてしまう。

その前提とは、「利益が取れる店」だということ。

当たり前だが、どんなお店でも、赤字続きでやっていけるわけがない。

 

この点でも、「そんなん簡単じゃん。店長とか従業員がしっかりしていれば、利益なんて出るんでしょ?」と簡単に理解する人もいるかもしれない。

しかし、そんなこと、そんな理想的なことが起きることはまず滅多にないと、思うべきだ。

店の従業員、店長がどんなに能力が高くても、お客さんが来ない なんていう店はたくさんある。

つまり、それが、「立地」というやつである。

どんなに有名で、素晴らしい商品を売っている店でも、赤字になってしまう店がある。

 

「立地」に、多くの店が痛めつけられる。

だから、店舗開発もたいへんである。

店舗開発に要求される最大の能力は、だから、店の契約をすることではなく、立地を見抜く能力である。

 

この立地なら売上もとれ、収益も上がる。そう真剣に考えられる、自信をもって推薦できる候補物件出ない限り、店の契約はできない。

店数を調子に乗ってどんどん増やしたとしよう。ところが、それらがみんな赤字だらけであったら、どうしよう?

会社にとっては、大損である。「この給料泥○め」と怒る理不尽な経営者もいるだろう。

こうなると、店舗開発は「店を増やしたのに何で怒られるんだ」となり、次から慎重になる。

すると、その社長、「おいおい、いつになったら店を出すんだあ~。この給料泥○め」とまた怒られる。

これを毎日のようにやられて、ノイローゼにならないほうが不思議である。

「店を出しても怒られ、慎重にして出さなくても怒られる」。店舗開発は股裂きになる。

 

店数だけでなく、利益を出せる店をオープンする。これは至難のワザである。

 

なぜなら、たいていの場合、不動産業者から勧められる物件は、前の誰かが立いかなくなって撤退/閉店したものばかりだからである。

一時期、マクドナルドが、大量に閉店した時期がある。そうしたら、のきなみ次の借り手が現れなかった。

 

ただし、例外があって、東京都心部の新宿や渋谷、池袋といった錚々たる繁華街物件として、出回ったものは、多くのチェーン企業の店舗開発マンを喜ばせた。

なにしろ、マクドナルドがかつて選んだほどの「優良立地」である。しかも、30年近く続けていた店が多く、そういう店は、相場より家賃が低く抑えられていた。

だから、家賃も手ごろなわけだ。

 

とはいえ、こういうラッキーなものが出回ることは滅多にない。

したがって、入手した物件情報をもとに、どの場所ならいくらになるかを売上予測して、利益を出すのに必要な家賃を、自分で試算し直す。

とうぜん、それは、オーナーや不動産業者の値より低い。

 

そこで店舗開発に必要になってくる能力は、”交渉力”である。

 

オーナーの最初の提案の半値がベスト。だめなら、七掛けに持って行きたい。それもだめなら、仕方ない、2割引きでまとめよう。

こういった交渉努力がなければ、万が一、その物件が赤字になったときの、言い訳が立たない。

「半値、七掛け、二割引き」は、店舗開発の腕の見せ所であろう。

 

立地を見る目が能力の70%。次に、交渉力が20%。そして、忘れてはならないのが知識、不動産物件の賃貸借にまつわる知識もなければならない、それは、10%。

この能力は、宅建に受かるくらいの知識でじゅうぶんだ。

 

だから、店舗開発に、「経験」や「年の効」は必要ない。立地を見る目があるなら、高校出たばかりの18歳の女子でもじゅうぶん大丈夫だ。

本当にそうだから、そのように書いているが、店舗開発に「経験」が必要とあぐらをかいていて良いはずがない。

 

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