売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14)

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売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14)

売上予測

2017/11/08 売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14)

売上予測のフォーマット(売上予測を重回帰分析で行う手法14)

 

売上予測の値について、よく勘違いする人がいる。それは、精度の表現方法なのだが、ここにいろいろな混乱ができる。

例えば、「この店の予測売上は、860万円である」と書き、「その精度は、R=0.90である」と続けたとき、

どういう反応が見られるか?

仮に、売上予測フォーマットにこう書かれていたとしたら、ほとんどの人は、

➀「90%の確率で、860万円になるんだな」または、➁「860万円だけど、その90%つまり、860X90%=774万円もあり得るということだな」

のどちらかになる。

実は、こうした解釈は間違いである。

そして、売上予測フォーマットに上記のように書いてあるとしたら、売上予測フォーマット自体も誤りだ。

 

売上予測フォーマットに書くのだったらもっとも正しい記述は、「860万円プラスマイナス150万円(10%有意)」となります。

そして、この売上予測フォーマットに書かれた記述をどのように解釈するかといえば、

「実績値が、860-150万円から860+150万円の間に入らない確率は10%である」すなわち

「実績値が、710万円から1010万円の間に入らない確率は10%である」となる。

 

つまり、精度を言う場合の相関係数Rや修正済み相関係数R’などは、新店候補物件の売上を予測した場合の予測値のことについて確定的に言うものではない。

仮に、R=0.9であっても、R=0.95であっても、「実績値が、710万円から1010万円の間に入らない確率は10%である」と言える場合がある。

 

相関係数Rや修正済み相関係数R’などは、モデル自体の精度の高さを言うものであって、実際の予測における精度とは異なる。

 

売上予測フォーマットにおける売上予測値の表現は「860万円プラスマイナス150万円(信頼度80%)」のように記述することが良い。

ただし、私は「信頼度80%は20%有意と同じ」に扱っている。

 

ところで「プラスマイナス150万円」は 「レンジ150万円」と表現できる。翻訳すれば、レンジ=範囲であり、「150万円の範囲」になる。

売上予測のフォーマットにこの記述もあれば、より親切な売上予測フォーマットだろう。

 

また、このレンジの幅は、信頼度が高くなるほど広くなっていき、仮に信頼度100%ならば、レンジの幅は∞(無限大)になる。

そして、信頼度5%でもよければ、レンジの幅はきわめて狭くなる。

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