売上予測の手法 その2 キャッチ率法

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売上予測の手法 その2 キャッチ率法

売上予測

2017/10/27 売上予測の手法 その2 キャッチ率法

売上予測の手法 その2 キャッチ率法

 

キャッチ率法という売上予測の手法は、店前通行量(交通量)をもとにして売上予測をするという手法です。

 

よく街中で見かけることはありませんか? 椅子に座って交通量をカチカチと図っているアルバイトの若者。

(交通量調査というのは、アルバイトの中では、やや高めの時給です)。

 

そう言うアルバイトが、長時間計測している通行量ではなくて、企業がやる場合は、1日4回、15分づつ測定して合計を求め、これを12倍して、12時間の通行量とすることが多いようです。この方が、アルバイトを雇わないで済むため、店舗開発の社員がやっていることが多いです。

ちなみに、日本マクドナルドは、私が調査していた80年代まで、12時間や8時間分を、アルバイトを動員して正確に測定していました。けっこう大変でした。毎週のように調査があり、調査のたび、3人から8人程度のアルバイトの募集をして、売上予測の元となる通行量を測るのですから。

 

通行量を測ってから、どうするか、と言いますと、誰が言い出したか不明なのですが、「通行量に3%を掛ける」という「伝統」がありまして、これを1日の客数にするのです。

だから、例えば、通行量(12時間)が10,000人いるなら、これに3%を掛けると、300人になりますね。

それから後は、売上予測の手法 その1 と同じです。客単価をかけて、日数30をかけて1ヶ月の売上にします。

ファストフードの場合は、500円前後に設定できます。300×500×30=450万円。

こんな感じです。

 

売上予測の手法 その1 回転率法 では、「客席」がなければ売上予測ができませんでしたが、この売上予測の手法なら、客席がなくても、売上予測ができる点が、利点です。

 

ある意味、通行量は、立地によって違いますから、「立地を加味した売上予測の手法」とも言えます。

 

さて、問題は、キャッチ率です。3%で良いのですか?どうして3%なのですか?

これは、根拠があんまりないのです。

そこで、私、林原は、1980年代、東京都にあるマクドナルド100店舗について調べてみました。

そうしたら、下は6%くらいから、上は47%という値が出ました。

47%というと、店前を通行している人の約2人に1人は、お店に来てくれるというとんでもないキャッチ率です。

 

だから、少なくともマクドナルド店では、キャッチ率を使っているだけでは、売上予測ができないことがわかります。

 

でも、売上予測の基本中の基本手法ですから、覚えておいて損はありません。

 

 

tuukounin

 

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