やったね看板交渉!店の存在を知らせる誘導看板。

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やったね看板交渉!店の存在を知らせる誘導看板。

視界性・看板,出店戦略

2017/10/23 やったね看板交渉!店の存在を知らせる誘導看板。

やったね。看板交渉!

東京、JR中央線の中野駅。その北口を出た正面のビルの2F部分にある不自然に小さいマクドナルドのマーク入りの看板。

「マクドナルドなら正面の壁を使ってもいいよ」って言ってくれたのだろうか。
偉い、ここのマクドナルド店長。誰だろう、この交渉を成功させた店長。ホント、脱帽。今でもいる、現場には、優秀な店長が。

 

周囲の看板を見回すとわかるが、いずれもマクドナルドの看板に比べれば、面積で5倍から10倍以上もある。大きさを競うかのような掲出状態だ。

 

看板は、もちろん、大きければ大きいほど、目につくものだし、効果的とも言える。

しかし、一方で、大きければ大きいほど、看板の掲出料金は高くなる。コストがかかる。

 

これだけ大きい看板を掲出するのは、そのコストをかけてもじゅうぶん売上と利益が確保できる業種業態でなければならないのは、当然である。

「サラリーマン金融」、「宝石店」、「パチンコ店」こうした高収益店でなければ出せない。

 

下の方には「そば・うどん」の看板もあるがこれは例外的だ。

マクドナルドの看板も例外だろう。

 

たぶん、このマクドナルドの看板の掲出料金は、せいぜい数万円から9万円以下だろう。

こういうような看板で10万円を超えるものを承認できない。

コストコントロールについての意識は高いからだ。

 

しかし、このマクドナルドの看板は、「マクドナルドがある」、「まっすぐ行けばマクドナルドがある」ことをシンプルに主張している。

 

看板には、マクドナルドを示すMがある。

 

実は、このM、「エム」ではない。

多くの人が誤解しているが、マクドナルドのイニシャルのMではない。

これは、マクドナルドでは、「ダブルアーチ」と呼んでいる。

 

マクドナルドのアメリカでの創業当初に、「世界中にこのビジネスを拡げたい」という壮大なプランがあり、これを世界に橋を架けるという意味で、アーチをマクドナルドのシンボルにした。マクドナルドのイニシャルにもひっかけて、2つのアーチにした。

ダブルアーチの登場だ。

 

ダブルがあれば、シングルもあるのか?と思う人もいるだろう。

実はシングルアーチもある。写真(2)

 

そして、このシングルアーチを店の両端にあしらった店もある。写真(3)

 

で、もちろん、マクドナルドの看板の優れたところは、このダブルアーチのデザイン1つで、「マクドナルド」を連想させてしまうことである。

 

これは、M:ダブルアーチが ブランド化されていることを表す。

 

人々の記憶の中に、「マクドナルド=M」と焼き付いているのだ。

このブランド化がデキているからこそ、マクドナルドの看板は小さくても威力を発揮する。

 

いや、看板を小さくできる。広告費用を減らすことができる。

 

たった1文字、1シンボルを表示するだけで、「あそこには、マクドナルドがある」、「あそこには、僕の大好きなマクドナルドがある」、「あそこでマクドナルドハンバーガーを食べることができる」と、楽しさ、美味しさまで連想させる。

見事なものだ。

 

20150121

写真(1)

「マクドナルド シングルアーチ」の画像検索結果写真(2)

「マクドナルド シングルアーチ」の画像検索結果写真(3)

 

 

 

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